いつもお付き合いいただきありがとうございます。
明日、6月5日は
二十四節気の五月の節≪芒種(ぼうしゅ)≫、
そして
七十二候の第25候≪蟷螂生(かまきりしょうず)≫(芒種の初候)です。
今日は二十四節気の≪芒種≫についてお話します
いつものように広辞苑第6版から見ていきましょう
(下線筆者)
ぼうしゅ【芒種】
(芒のぎのある穀物を播く時期の意)二十四節気の一つ。太陽の黄経が75度の時で、五月の節せつ。太陽暦の6月5日頃に当たる。〈[季]夏〉
国立天文台のウエブサイト内「こよみ用語解説」のページでは、
名称:芒種 (ぼうしゅ) 月:五月節 太陽黄経:75°
説明:稲などの(芒のある)穀物を植える
とあります。
なるほど。
さらに「芒」を広辞苑で調べてみますと、
のぎ【芒】
①イネ科の植物の花の外殻(頴えい)にある針のような突起。のげ。
②(禾とも書く)金箔・銀箔を細長く切った切箔きりはくの一種。砂子などとともに絵画や装丁の飾りに用いる。野毛のげ。
なるほど。
ちなみに【芒】一文字で「すすき」とも読むそうです。
へぇ~。
さて、ちょっと二十四節気とは離れますが、先ほど出てきた「砂子」についても調べてみました。
すなご【砂子】(すなことも)
①すな。まさご。
②金銀箔の粉末で、蒔絵または短冊・色紙・襖紙などの画面に吹き付ける物。
ほほう~、ということは、七夕の歌にある「♪きんぎんすなご~」の「すなご」はこれですな。
今まで半世紀以上、何ら疑問にも思わずに、「砂のちっちゃいヤツ」だと思って歌っていました😅
ちなみに「芒種」、北京オリンピックの開会式のカウントダウンでは、
Grain in Ear
と訳されていました。
直訳すると「穂の中の粒(穀物)」ですね
種まきというよりは、イメージ的には5月末の「麦秋」に近いですね。
中国では「忙種」とも書き、「農作業が忙しくなる時期」という意味もあるようです。
確かに忙しくなりますよね~この時期
さて、今日も芋づる式に、
「芒」や「種」の字が付いた言葉を調べてみました。
あお‐すすき【青薄・青芒】
まだ花穂の出ない、青々としたすすき。〈[季]夏〉
ほ‐すすき【穂薄・穂芒】
穂の出ているススキ。また、穂の高く出ているススキ。〈[季]秋〉
青薄、そろそろシーズンですね
「芒」の字を使った言葉には、気象や天文に関する言葉もあるようです↓
こう‐ぼう【光芒】
光のほさき。すじのように見える光。「流星が青白い―を曳いて消えた」
すい‐ぼう【彗芒】
彗星の尾にひく光芒。
なるほど、「ほうき星」というのも、きっとこれが関係しているのでしょうね
さて、慣用句ですと、こんなのも載っていました↓
楽は苦の種、苦は楽の種らくはくのたねくはらくのたね
苦楽が相伴って起こるのにいう。
身過ぎは草の種みすぎはくさのたね
生活の手段は草の種のようにいろいろある。「身過ぎ世過ぎは草の種」とも。(後略)
世知辛い世の中、大変なこともありますが、
「楽は苦の種、苦は楽の種」
「身過ぎは世過ぎ草の種」
の精神で、
次、行きましょう、次!
それではまた!
今日の浮世絵
(宋)楼〔ジュ〕//〔原画〕,狩野永納//摸『耕織図』上,延宝4 (1676)跋. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1286759 (参照 2024-06-03)
基本の暦ワードの説明はこちらをどうぞ↓
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