╲こんにちは/

いつもお付き合いいただきありがとうございます。

 

 

明日4月4日は
二十四節気の三月の節≪清明(せいめい)≫
そして
七十二候の第13候≪玄鳥至(つばめきたる)≫(清明の初候)です。

 

昨日≪清明≫についてお話したので、

今日は七十二候の≪玄鳥至(つばめきたる)≫についてお話しますねニコニコ

 

 

読んで字のごとく、「南方で越冬したツバメが繁殖のため日本に飛来する頃」という意味ですね。

週末、ちょっと里山に行った時に、ツバメが数羽チュクチュクと鳴きながら飛んでいたのを見かけました。

ツバメのさえずりは「土食って 虫食って 渋~い」と聞きなすそうです😅

 

令和3年までやっていた気象庁の生物季節観測だと、平均値が、早い地域だと3月中になっているので、確かにそろそろなんですね↓

 

生物季節観測累年表「つばめの初見」気象庁

https://www.data.jma.go.jp/sakura/data/pdf/019.pdf

 

ツバメは基本的には一夫一妻で添い遂げるそうで、オスの方がメスより一足先に来て、去年作った巣をリフォームしたりしながらメスを待つそうです。

やがて新居の中からひな鳥の賑やかな声が聞こえるようになり、巣の縁から黄色い大きなくちばしがいくつものぞく様子は、とても微笑ましく、初夏だなあと感じますクローバー

 

 

さて、今日も広辞苑から見ていきましょう本

七十二候については広辞苑にはそのものが載っているわけではないので、
言葉や漢字から探っていきます
(下線筆者)

 

げん‐ちょう【玄鳥】
ツバメの異称。

つばめ【燕】
スズメ目ツバメ科の鳥。背面は光沢ある青黒色で、顔・のどは栗色、上胸に黒帯があり、下面は白色。尾は長く、二つに割れている。日本には春飛来し、人家に営巣して、秋、南方に去る。なお、ツバメ科の鳥は、全長15〜20センチメートル前後。翼が良く発達し、速く飛びながら昆虫を捕食。世界に約90種、日本にはコシアカツバメ・イワツバメなど5種が分布。ツバクラ。ツバクロ。ツバクラメ。玄鳥〈[季]春〉。(後略)
燕算用の略。(後略)
③年上の女にかわいがられている若い男。「若い―」(後略)

つばめ‐さんよう【燕算用】
合わせ数えること。合計すること。つばめあわせ。

 

燕はスズメ目だったんですね~知らなかった。

燕算用と言うのも、初めて聞きました😅

それから、「若い燕」って、どうして「燕」という言葉を使うんでしょうね😅

一説によれば、平塚らいてうに関連しているそうですが、

なるほど、「雷鳥(ライチョウ)」と「燕」ですから、鳥つながりですね😅

 

 

さて気を取り直して、

漢字なので付録の漢字辞典の方も見てみますよニコニコ
(下線筆者)

 

ゲン【玄】くろ (名前:はる・ふかし)

①黒色。くろ。「玄米・天地玄黄」

②微妙で深遠な理。「玄妙・幽玄」

➂はるか遠い。「玄孫」

▶(略)

 

エン【燕】つばくら・つばくらめ・つばくろ・つばめ

①鳥の名。つばめ。「燕雀えんじゃく

②(「宴」に通用)

 ㋐さかもり。「燕飲」

 ㋑くつろぐ。「燕居」

➂中国の旧国名。

▶燕子花(かきつばた)・燕麦(からすむぎ)

 

シ【至】いたって・いたる (名前:ゆき・よし)

①いたる。ゆきつく。「必至・乃至」

②ゆきついた所。到達点。「夏至)

➂物事のきわみ。この上ない。「至極・至近・至難」

 

なるほど、漢字って、一文字で色んな意味があるなあと、改めて思いますね。

 

 

さて、広辞苑の本体の方に戻りまして、

いくつかご紹介しますね😉

 

こ‐つばめ【子燕】
燕の子。普通、雛が孵かえるのは5月頃と6月中旬から7月にかけての2回で、それぞれ俗に一番子・二番子と呼ぶ。〈[季]夏〉

 

燕って、年に2回子育てするんですね。

で、「燕」一文字だと季語は春ですが、「子燕」になると季語は夏になるんですね~

おもしろい照れ

 

野鳥の会さんのウェブサイトでも、燕の生態について詳しく載っていました↓

 

 

このページによると、燕って最近減ってきているんですって。

そういわれてみれば、そんな気もするなあ。

 

 

特に都会で少なくなっているのかな?

ツバメ保護のためのパンフレットがあったり、その他

8月後半から、ツバメのねぐら入り観測会が開催される地域もあるようですから、

お住まいの地域で何かあるか見てみられるのも良いかもしれません。

 

 

さてさて、またまた広辞苑に戻りまして、

数年前からダイエット食品としてブームになっている「オートミール」ですが、

 

えん‐ばく【燕麦】
イネ科の一年生または二年生作物。中央アジア原産で、畑の雑草から作物化したとされる。世界各地の温帯で栽培され、明治初期に導入。オートミールとして食用とするが、現在は主に飼料、特に馬糧として重要。オート。オートムギ。

 

お馬さんのごはんだったのか~😅

 

 

近藤、ツバメ、と言えば、子どものころ読んだ『幸福の王子』です。

街に立っている金ぴかの立派な王子の像。

高い所から見ると、お金持ちがいる一方で、貧しく苦しんでいる人々が沢山いることに気付き、ツバメに頼んで、自分の像についている宝石や金箔を配ってあげるお話でした。
 

それに、日本では、軒先にツバメが巣を作る家は平和だ、福が来る、等と言いますよね。

 

ツバメ、ウクライナとか、パレスチナとか、そして能登半島の被災地の皆さんとか、そういった、しんどい思いをしている人のところに、飛んでいってくれると良いな。

 

 

それではまた!

 

今日の浮世絵

広重『(椿に鶯)(藤につばめ)』. 国立国会図書館デジタルコレクション

 https://dl.ndl.go.jp/pid/1309062 (参照 2024-04-03)

 

基本の暦ワードの説明はこちらをどうぞウインク

 

 

 

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楽しい育児クラブで子育てカウンセリングをして10年になります。
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