皆さんは『キャッチボールクラシック』
というものをご存知でしょうか?
これは日本プロ野球選手会が考案した
一種のゲームみたいなものです。
ルールとしては9人のチームメイトが
7メートルの距離で4人と5人の
二手に分かれてお互い一列に並びます。
そして片方の列の先頭が反対の列の
先頭にボールを投げて列の後ろに移動、
ボールを受けた人は反対の列の次に
並んでいる人にボールを投げるわけです。
これを2分間で何回やれるか
というのを競うものです。
言うまでもなく、どれだけ素早く
正確にキャッチボールができるかが
ポイントですが、人数がお互いの列で
1人違っているので、一球ごとに
投げたり受けたりする相手がずれて
変わっていくというのもポイントのようです。
なるべくたくさんのチームメイトと
ボールの受け渡しをすることで、
チームの和を深められれば
という狙いもあるみたいです。
確かにゲーム感覚で素早い捕球→送球
の動作を繰り返すことによって、
キャッチボールの動きを体に
覚えさせるのにはよいアイデアですよね。
ただ、あまり速さを追求してしまうと
動作が雑になってしまう
可能性はあります。
7メートルくらいの距離だと
手投げでも十分に届いてしまう
距離ですし、動きの中でボールを
投げる事は大事ですけど、
しっかりと目標に向かって強く投げる
という練習にはならないかもしれません。
まあそういうことは1対1の
キャッチボールでしっかりと
やればいい事ですが。
子供たちに野球を教える立場の
人間としても、ミスを叱るような
練習ばかりではいけない
と感じる時もあります。
こういうゲーム的な要素を
練習に取り入れるのも息抜きや
気分転換には良いかもしれません。
『キャッチボールクラシック』に限らず、
自分なりにそういう練習を
考えるのも良いと思いますし
もしアイデアがありましたらお聞かせください。