真剣に自分のバットを
選んだことのある人なら、
バットにはいろいろな形状が
あることは分かってると思います。
一応わかりやすくするために
『長距離打者用』『中距離打者用』
『アベレージ打者用』という感じで
分類されていますが、これは初心者
には分かりにくくあいまいな
区別のような気がします。
実際に『長距離打者用』のバットと
『アベレージ打者用』のバットの
長さの違いは、せいぜい1cmから1.5cm
くらいのものですし、バットのシ
ルエットやグリップの太さも
ちゃんと違いはありますけど、
見慣れていなければわからない
レベルの違いの気がします。
一応の違いで言うと、長距離打者用は
グリップや全体のシルエットがやや細く、
長さも少し長くなっていて重心が
若干バットの先端側に
寄っている感じになります。
重心が先端に寄っているということは
遠心力がつきやすく、バットスピードが
出るのでボールを強く
弾くことができます。
ただしグリップが細いと
いうことはしっかり握るのに
握力が必要ですし、重心が遠い位置に
あるということはスイング軌道を
安定させるのが難しくなります。
逆にアベレージ打者用はシルエットが
太めで長さもちょっとだけ短い。
重心も自分に少しだけ近いので、
スイング軌道は安定しミートも
しやすいですが、ボールを遠くに
飛ばす事は苦手です。
といっても、これは本当に少しの
違いで、長いことバットに触れていて
得られる感覚でようやく
わかることなんです。
だから、個人的には初心者が
形を最初に決めてバットを選ぶのは
あんまりいいことではないような気がします。
できるなら友達やチーム内で
いろいろなバットをスイングさせてもらい、
ボールを打ってみて自分の感覚が
しっくりくるものを選ぶと良いと思います。
バットの形状がどうとか、
バッターの特徴がどうとか言うよりは、
バットを握って構えた時の
ぴったりくる感じとか、
スイングした時の振り抜いた感じに
違和感がない物のほうが、
個人的には「自分に合ったバット」
という感じがします。
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