野球のランニングは長距離走とは違う | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

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小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。

コーチの清岡です。


 


野球部といえばとにかくランニング。




ランニングに次ぐランニングというイメージがあります。



 

ポジションごとに差はあるかと思いますが、先輩方に聞いても
「とにかく走らされた記憶しかない」という冗談はよく言われることです。




そういわれてみれば自分も暇さえあれば「ランニングして来い」
と言われていたのは間違いないと思います。




ただ、よく考えるとそのランニングは陸上部の長距離走とは
考え方がだいぶ違っているように思います。




確かに長い距離を走るということでは同じようなことにも思いますが、
実際には目的がだいぶ違っているようです。




陸上競技の長距離走では『決まった距離をどれだけペースを
落とさずに早いタイムで走りきるか』ということが目的になりますが、
野球では試合の中で長い距離を走り続けるような場面はまずありません。




野球も走者も長くても50mくらいで、仮にランニングホームランでも
ダイヤモンド一周で110m程度です。




それもめったにあることではないし、距離としてはむしろ短距離走です。




だったらなぜ野球部は他の部活があきれるくらいの
ランニングをしなければいけないのでしょうか?




簡単に言ってしまえばそれは『一試合を通してプレーの質を
落とさないようにスタミナをつける』ということになるでしょう。




野球の一つ一つのプレーはスタミナよりも瞬発力を必要とされますが、
しかしそれは一試合の中でいつでも最高のプレーを要求されます。




ピッチャーはもちろんですが、野手も試合の半分は守備に
ついているわけで、天候しだいでは打球を処理しなくても
スタミナは無くなっていくでしょう。




それでも打球が飛んできたときには安定した守備をしなければ
いけませんし、バッティングでは集中して打線の役割を
果たさなければいけません。




野球のランニングは『長い距離を早く走るためのもの』ではなく、
『試合の中でプレーの質を落とさないためのもの』ということなんですね。




持久走のスタミナとは違うスタミナが必要ということです。