ヘッドスライディングは野球選手の本能? | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

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小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。

コーチの清岡です。



 


昔からよく言われていることのひとつに、「ヘッドスライディングは
駆け抜けるより遅い」ということがあります。




皆さんも聞いたことがあるんじゃないでしょうか?


 

これは本当なんでしょうか?




ヘッスラが遅いと言う根拠の中で多いものに「駆け抜けでは
最後まで加速できるのに空中に体を投げ出せば加速が出来ない
のだから遅くなるのは当たり前」というのがあります。




実はこれはあまり当てになる根拠ではないようです。




なぜなら駆け抜ける場合でもほとんどは両足が空中に浮いているわけで、
歩幅をベースに合わせなければいけない場合にはかなりの距離を
片足で跳んだり、逆に無理に歩幅を小さくしなければいけない
場合もあるので、単純に「駆け抜けのほうが早いというのは
言い切れないそうです。




私も最近こういう話を聞いたのですが、確かにそうかもしれないと
考えさせられました。




子供のころに聞いた話を信じ込んでしまっていた部分があるかもしれません。




実際にヘッドスライディングと駆け抜けは場合によってどちらが
一塁ベースにたどり着くのが早いかは決まっておらず、ヘッスラのほうが
早かったりする時もあるみたいで、要するに「どちらが早いかは
気にするレベルではない」ということらしいですね。




ただし、ヘッドスライディングは駆け抜けに比べるとケガの
危険が大きいのは確かです。




手が一塁手のスパイクに接触する危険や、ベースへの手のつき方で
肩や手首などを痛める危険はあると思います。




元盗塁王の福本豊さんや、イチロー選手、または落合満博さんなどの
プロの一流どころも「ヘッドスライディングはすべきでない」と
公言しているそうです。




しかし、高校野球では9回の特に2アウトになると内野ゴロでは
まず99%以上の確率でヘッスラをやると思います。




これはひょっとしたら「気合でヘッドスライディングしてこい」という
指導もあるかもしれないですが、やはり自分で試合を終わらせたくない
という想いから「アウトになるかもしれないけど最後は思いっきり
一塁ベースに突っ込みたい」という野球選手の本能みたいなものが
あるんじゃないでしょうか?




プロだって気持ちが入ればヘッドスライディングする人もたくさんいますしね。