野球というのはグラウンドの形も特殊ですし、使う道具も
いろいろとあるので、よく考えるといろいろとルールの複雑な
スポーツだということを思い出します。
サッカーのようなゴールは無くても、四つのベースがあって
一周すると得点が入るとか、攻撃と守備を同じグランドで
交代して行うというのも、よく考えればスポーツとしては
特殊のような気がします。
選手が身につけるものも多く、バットやグローブも独特ですし、
キャッチャーの装備の多さといったら他にはアイスホッケーの
ゴールキーパーくらいなんじゃないかと思います。
そういう特殊なスポーツなので、当然ルールも野球独特の
ものが多く、いろいろと複雑なルールもたくさんあります。
『ボーク』なんかはその時の審判の判断もありますが、
ピッチャーの投げる腕の左右や、どの塁にけん制するか
などによって決められている基準も複雑で、なかなか覚えるのが大変です。
『走者による塁の占有権』も、後ろにランナーがいるかどうかとか、
今その塁の占有権をどのランナーが持っているのかというのは
細かい決まりがあります。
しかしこれもいろいろなケースを細かく覚えておかないと、
いざその場面が出てきたときにすぐに判断が出来なくなってしまいます。
こういう複雑なルールというのは一度ルールブックを読んだだけでは
とても覚えられることではありませんし、普通にプレーしている中で
自然に覚えられることには限界があるでしょう。
そうなると、ルールブックとにらめっこして暗記しなければ
いけない部分も出てくるんじゃないでしょうか。
ある意味では学校の勉強より難しかったりするかもしれませんが、
野球を長いことやっていれば特殊な場面になることもあるんですから、
やっぱりなるべく多くのルールを知っておくことはプラスになります。
私の場合は、気合を入れて参考書とにらみ合っていてもあまり頭に
入ってこないので、寝転がってぱらぱらとめくっているとその時は
覚えなくても後で頭に入ってきやすい、という方法がお気に入りです。
野球のルールブックでも、たまに暇になった時に眺めていると
珍しいルールを発見してその場面を想像したりするのが
いい方法なんじゃないかと思っています。
文章が難しいので理解するのが大変な場合も結構ありますけどね。