今年の夏の甲子園もあっという間に終わってしまいました。
全部の試合を見たわけではありませんが、特に
準々決勝以降は接戦や緊迫した試合が多くて個人的には
非常に見ごたえがあったと思いました。
皆さんはいかがでしたでしょうか?
ところで、今回の甲子園では少し変わったというか
特殊なルールに関する話題が出てきました。
準決勝まで勝ち進んだ花巻東高校の千葉翔太選手の
意識的にファウルを狙って打ち続け、粘りに粘った末に四球を
選んだシーンが取り上げられて、『カット打法』とか『ファウル打法』
という呼ばれ方をしているようです。
準々決勝の鳴門高校戦では好投手と評判だった坂東投手から
13球粘ってフォアボールを選んだりと1人で計41球を投げさせ、
結果的に千葉選手一点差のゲームを勝利する原動力になったと評価されました。
しかしこのカット打法は準決勝前に審判団(または主催者?)
から「投手の球数がむやみに増えてしまうし、最初からファウルを
狙って打つのは高校野球の精神育成の方針に反する」
ということでストップがかかってしまいました。
しかも実は高校野球連盟独自のルールで“打者が意識的に
ファウルするような、いわゆるカット打法は、そのときの打者の動作
(バットをスイングしたか否か)により、審判員がバントと判断する
場合もある”ということがすでに決められているので、
ルールに引っ掛かるプレーだと判断されたようです。
そして花巻東高校は次の準決勝で敗退し、千葉選手が
「自分のプレーが出来ずに負けて悔しい」とコメントを残し、
野球ファンの大きな話題となったわけです。
ほかにも花巻東の監督さんの試合後のコメントなども話題として
ありましたが、プレーに関しても賛否両論が起こっています。
まず「プレーを見る限りはスイングはしているので3バント失敗にするのは
おかしい」という意見があり、それに対して「特別ルールとは言えわざと
ファールを打つのは禁止なんだから仕方がない」という意見が出て、
さらに「それなら県大会からアウトにすべきで、甲子園の準決勝で
いきなり禁止を口に出すのはおかしい」ということですごい議論になっています。
その他にもプレー自体に「前向きのプレーじゃないし卑怯だ」
という考えと「プロならルール違反じゃないし立派な技術だ」
という考えの対立もあるみたいです。
私も今のところ自分では結論が出せていません。
みんなで話し合ってみたいルールだと思いました。
ここが最適です。