野球のルールは選手を守るためにある | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

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名古屋にあるバッティングスクール「Count23」のブログです。
小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。

 
コーチの清岡です。





先日学童野球の指導者の方との話の中で、気になる話が出てきました。



 

軟式野球の公式戦のときに、あるチームがキャッチャー用の
マスクの下につけるヘルメットを忘れてしまったらしいのですが、
そのチームの監督が「とりあえずヘルメットをしないでマスクを
つけて試合に出る」と指示したそうです。




その時の審判員の方もそれを認めたとのことでした。




その後1~2イニングでヘルメットは戻ってきたので、
特にトラブルは無かったようなのですが、あとから出た話では
「あの対応でよかったのか?」という話はチームからも
審判員からも出てきたようです。




公式の野球規則だけで見ると、キャッチャーのヘルメットに
ついてはプロ野球だけは着用の義務があると書かれているのですが、
軟式野球で見るとそういう規則は文章にはなっていないそうです。




しかし全国軟式野球連盟の規則では、キャッチャーはプロテクター、
レガース、ヘルメット、ファウルカップをつけるように決められているようです。




ということは厳しく言うとこのときの審判員の対応は
間違っていたということになります。




確かに軟式のボールということだけで見ると、頭にボールが
直接当たっても大きな事故になるということはあまり想像できない
というのは確かですが、しかしよくよく考えれば、頭に当たる
可能性があるのはボールばかりではなく、バットが当たる
可能性もあるし、クロスプレイの時に頭を打つ可能性だって
無いわけではありません。




「それならどこまで保護すればいいのか」ということにもなりますが、
やはり通常キャッチャーが身につけるような装備は見過ごしては
いけないのではないでしょうか?




もしそのために試合ができないというのは、用意できなかった
チームの問題ではあるものの気の毒な話ではあるので、
試合をしていないチームがあれば借りていいとか融通のきいた
対応をしてもよかったのかなと思ったりもしました。




規則どおりの道具をそろえなければいけないのは確かですし、
それは選手の安全を守るためです。




こういったときに審判員をはじめ、大人たちが選手たちの安全を
守る意識を優先して対応できるように日頃から考えておくことも
必要なのかなあと考えさせられる話でした。