野球に関する勉強とブログのネタ探しを兼ねて、
色々と野球の雑学を勉強していると、時々面白い記事を
見かけることがあります。
たとえばこのあいだ見つけたのは、公認野球規則の中に
「本塁から投手板を経て二塁へ向かう線は“東北東”へ
向かう事を理想とする」という文章があることでした。
ホームベースからマウンド~セカンドベースに向けての
方向が東北東ということは、バッターはボックス内で
その方向に向かって立つことになります。
ではなんで規則ではこの方向が一番良いとされているのでしょうか?
まあ単純に言えば「バッターが太陽でまぶしくならないように」
ということになるのですが、個人的には少し疑問に思っています。
皆さんはバッターとして打席に立った時に太陽が
“まぶしい”と感じることと、守備についている時に太陽が
“まぶしい”と感じる時ではどちらがストレスを感じるでしょう。
私は個人的には守備についている時の方が太陽の光が気になります。
もちろん常識で考えれば打席に入っている時間より守備に
ついている時間が長いので守備の時に気になるのだろう、
という考えもありますが、キャッチャーが本職の私でも
太陽の光のストレスは守備の時が大きいように感じます。
もう少しよく考えれば、打者として打席に立っている時は、
状況確認以外ではほぼピッチャーの方向を見ています。
つまりボールを打ち返す時に太陽をまぶしいと感じるのは
ピッチャーの背後に太陽が重なるわずかな時間しかないはずです。
しかし守備はグラウンドの角度が90度で打球の流れる
方向などによって各守備位置で影響を受ける時間は結構長くなるのです。
そう考えると、この野球規則にはどうしても疑問を感じます。
あくまでも個人的にですが。
ただし、この規則には強制力はないので、実際には
野球場ごとに色々な方向を向いています。
きっと私と同じ考えの球場設計者の方もいるだろうと思います。
そもそも思うように敷地を確保できなかった球場などは、
ホームベースの方角を選べない場合もあるでしょうし、
ドーム球場なんかになってしまえばあまり関係ないことかもしれませんけど。
こういう野球規則っていうのはこまめに改正されたりするんでしょうか?