コーチの清岡です。
本屋さんでスポーツ雑誌とかスポーツ関連の本の棚を
眺めていると、野球の練習方法や練習・試合での考え方を
勉強するための教材が色々と並んでいます。
「すぐに球速が10km/h上がる」とか、「バッティングの飛距離が
10%上がる」とかつい買いたくなってしまうような色々な
宣伝文句が並べられていて、逆にそんなに上手くいくものかなあ?
と疑問に思ってしまいますよね。
自分はあまりそういう練習用教材は使って来なかったのですが、
わりとそういうのが好きな方に「実際は役に立つの?」
という感じで聞いてみたことがあります。
その方が言うには「当然だけど練習用教材の質はピンキリだから、
本当に役に立ちそうなものだけを買うようにした方がいい」ということでした。
中には結局根性論だったり、最近ではとっくに否定されている
古い練習方法がこれでもかと並べられているような教材もあるそうで、
言い方は悪いですが「金を払って買う価値が無い」ようなものも結構あるようです。
それから、近頃はDVD付きの教材も色々と出回っていますが、
これも使い方には気をつけた方がいいみたいです。
映像でピッチングやバッティングのお手本となるフォームを
見ることが出来るのは良いことですが、DVDでは自分が
それをキチンと身につけてられているかどうかまでは教えてくれません。
家族など一緒にチェックしてくれる人がいない場合には、
イマイチ間違ったように学習してしまう場合もあるようなので要注意です。
それから、最初に言ったような「すぐに球速が10km/h上がる」とか、
「バッティングの飛距離が10%上がる」という宣伝文句は気を
つけなければいけないようです。
球速の10km/hやちょっとした打球の飛距離というのは、
少し筋力をつけたり体の使い方を改善するだけで効果を体感できます。
しかし、そういう小手先の対処で手に入れた効果は
その後続けて上がり続けるものでもないのです。
その場限りの効果でその練習方法を信じ込み、
もっと高価な教材を買わされたりすることもあるそうなので気をつけてください。
特にネット上では、ホームページで宣伝してそのまま
購入させるような教材宣伝ページもたくさんありますので、
その教材が本当に買う価値があるものかどうかというのは
慎重に判断したいところです。