投手が完投するということ | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

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小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。

 
コーチの清岡です。




 


キャッチャーをやっていると感じますが、投手が一試合を
1人で投げ切るというのは結構大切な事かも知れないと感じたりします。



 

昔の野球の話を聞いたりすると、日本のプロ野球では
一試合で150球とか160球とかを投げて完投したなんていう話は
普通にあったようです。




メジャーリーグでは20年以上も前から投手の分業制が進んでいて、
先発投手はまず投球数100球程度が基準で次のピッチャーに
交代するのが当たり前になってきました。




チームや状況によっては80球で一区切りにしていることもあり、
勝ち投手の権利をもらえる5回を投げ切れるかどうかなんて
いう感じにもなっています。




日本のプロ野球もそれを追いかけるような形で分業制は進んでいます。
MLB程ではないにしても、先発ピッチャーが完投するという
場面はだいぶ減っているのは確かでしょう。




ただ、ピッチャーの精神面の成長というのを考えると、
やはりピッチャーが完投するというのは大きなチャンスではないかと感じます。




一試合を投げ切るということは少なくても何回かのピンチを
迎えることになりますし、完投の経験が無い投手に
とってはとても厳しい状況でしょう。




ただしそれをある程度超えていかないとチームとしては
投手交代しなければいけませんから、完投をするということは
結果として投手が自分でピンチをピンチを切りぬけることを
経験してくことになります。




そういう経験をしたピッチャーは、次にピンチを迎えた時に
その経験を活かすことが出来ます。




それが投手としての新しい技術や精神力として身に
ついていくのではないかと思うのです。




これは大げさな事を言えば、プロ野球でも甲子園でも、
学童野球でも精神面では同じことではないでしょうか。




もちろん交代した投手の方がフレッシュですし、目先の試合の
勝利を考えれば細かく投手をつないでいった方が勝ちに
つなげやすいのは確かですが、投手を育てるという見方をすれば、
時と場合によって『完投』という試練を乗り越えてもらうような
試合も無ければいけないのではないかと思います。