以前の本ブログで、今では小中学生レベルの野球でも
筋力トレーニングを取り入れていく価値はあるのでは
ないかと書かせていただいたことがあります。
私の知っているかぎりでも、筋力トレーニングに関する考え方や
技術というのはだいぶ進化を続けているそうで、
効果的にトレーニングを行うことで不要な部分に負担をかけないで、
欲しい筋肉だけを鍛える方法というのも色々と出てきているとのことです。
ここ数年で一般的にも考え方が定着してきたのが、
「筋力トレーニングは数日おきに行う方が効果が高い」ということです。
筋力トレーニングは要するに筋肉をいじめて鍛えるというのが
基本ですから、いじめた筋肉を回復させる時間が
必要なのだというわけなのです。
筋肉痛手前までいじめられた筋肉は、「今の筋肉の量では
トレーニングに耐えきれないので、次はもっと筋肉をつけなければ」
と考えて、傷めつけられた筋肉を回復させると同時に
筋肉の量を増やすようにします。
この『筋トレ→回復→筋肉増量』というサイクルを繰り返して、
効果的に筋力をつけていくのだそうです。
しかし、このサイクルは体の部分によって2~3日の時間が必要になります。
大胸筋や背筋、太ももの筋肉など「大きい筋肉」ほど回復と
筋肉増量に時間がかかるようですが、これを考えると実は
毎日筋肉トレーニングをすることはよくないことだということになります。
毎日筋力トレーニングをやってしまうと、筋肉がトレーニングに
よって受けたダメージを回復する前に更なるダメージを受けてしまい、
回復する時間がとれなくなってしまうからです。
これがプロのボディービルダーくらいになると、自分の筋肉の
どこの部分が回復にどれくらいの時間がかかるのかを把握して、
パーツごとに日程を決めてトレーニングを行っているそうです。
だからあれだけスゴイ筋肉をつけることが出来るんですね。
もちろん学童野球のレベルでそこまでスケジュールを立てて
筋トレをやる必要はないのですが、少なくとも「筋力トレーニングは
月・水・金曜日」と決めてほかの日は集中的なトレーニングは
行わない、というような考え方をすれば、だいぶ効果的に
筋力をつけていくことが出来そうです。
ここが最適です。
