夏場が近づいてくると思い出すのは、幼いころよく
食べたレモンの砂糖漬けです。
炎天下の試合の日なんかはチームのお母さん方が作ってきてくれるのを
結構楽しみにしていたものです。
あの最初に来る砂糖の甘さと、後から来るレモンの酸っぱさは、
炎天下で疲れた体にとっては大げさに言うと幸せをもたらしてくれるほど
のものだとすら思います。
何となくそんなことを思い出したので、ちょっとネットでレシピを
調べてみたのですが、思ったよりも色々な使い途があるみたいですね。
今までは「砂糖の中にレモンを埋めとけば良いだけでしょ?」
なんて思ってたのですが、グラニュー糖を使っている人やザラメを
使っている人、蜂蜜に漬けている人などがいて、様々です。
自分が子供のころはタッパーに重なって入った薄切りの奴を
2~3枚いっぺんに口に入れるのが好きでしたが、ネットで
見たレシピには紅茶に入れたり牛乳やヨーグルトに入れて
朝食に添えたりとやっぱりオシャレですね。
ただ、自分はあのタッパーに残った酸っぱくて甘いレモン汁も
好物なので、そこまでレシピだと思ってます(笑)
さて、このレモンの砂糖漬けは、疲れた時の糖分とクエン酸の
補給という意味ではかなり優れたおやつと考えても良さそうです。
少し詳しい事を言うと、砂糖は体内で分解されてブドウ糖になり、
脳のエネルギー補給に役立ちます。
また、レモンにたくさん含まれるクエン酸は、疲れを感じる原因と
される乳酸を取り除いてくれる効果があるということで、
レモン自体の水分や含まれるミネラル類の効果も考えると、
夏場にスポーツで疲れた体にはうってつけというわけです。
ただ、昔は良く言われていた「レモンにはビタミンCが豊富」というのは、
今ではあまり通用しないのだとか。
もちろん少ないというわけではありませんが、アセロラやグァバと
いったさらにビタミンC豊富な果物が普及したのでそちらにはかなわないようです。
とはいえ、やはり夏場はレモンの砂糖漬けです。