皆さんは野菜の『もやし』は好きですか?
野菜炒めやラーメンの具やゆでてサラダなどに
使われるのはよく見ますが、実はこのもやしというのは
結構たくさんの栄養素がバランス良く入っていて、
かなり優秀な食べ物のようです。
もやしは80~90%は水分でできていて、
それだけ聞くとなんだか栄養があるようには感じませんが、
例えば含まれているビタミンCなどは水に溶けている状態だと
体に吸収されやすいらしく、もやしとは相性が良いようです。
ビタミンCは血管を強くしたり、鉄分の吸収をよくするので、
疲労回復にも利くんですね。
それに風邪の予防にも良いというのはよく聞きます。
他にも食物繊維が多く含まれていて、
大腸などの消化器官の働きを良くしてくれます。
また、アスパラギン酸というアミノ酸の一種もたくさん含まれていて、
疲労を遅らせたり回復させたりするのに役立つそうです。
それからカリウムという成分もたくさんあって、
心臓や筋肉の動きを助けたり、血圧を下げたりする効果もあります。
このような栄養素を含んだ食品は色々とありますが、
カロリー摂り過ぎの心配がほとんどなく普段意外と
摂りにくい栄養がたくさん入っている食べ物は
あまりないのだという話を聞きます。
そして、何と言っても値段が安いというのも大きな魅力ですよね。
産地やモノの質は確認するべきなのは確かですが、
安いものであれば一袋20~30円というのも珍しくなく、
安売りの時なんかは袋10円なんていう時もありますから、
そういう意味でも心配の少ない野菜だとも言えるかもしれません。
調理にそれほど悩まないというのもありがたい点です。
極端に言ってしまえば、炒めて塩を振っておきさえすれば
十分に食べられますからね。
もやしというのは豆が発芽していく途中のところですので、
豆の状態よりもエネルギーは下がってしまうそうですが、
豆の時には無かった色々な栄養素が増えてくるという
不思議な野菜なんだそうです。
欠点と言えば、日持ちがしないので2~3日冷蔵庫で
放っておくとすぐにダメになってしまうところくらいかもしれませんね。