試合中に細かい指導をしても意味は無い | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

名古屋にあるバッティングスクール「Count23」のブログです。
小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。

コーチの清岡です。


先日少年野球の試合を眺めていたら、

コーチの方が凡退した選手に対して身振り手振りを交えて

熱心に技術指導をしている場面が見受けられました。





熱心なのは大変結構なことだとは思いますが、

率直にいってあまり褒められたコーチングではないなと感じました。





皆さんも経験があるかもしれませんが、

試合中に色々な技術指導をされてもなかなか頭に入っていくものでもありません。




スタンスの取り方がどうのとか、腰の入れ方がどうのと言われたところで、

試合中の選手からしたら10分の1も頭に入らないのではないでしょうか?



実際にプロスポーツの世界でも、

試合中の選手に複数の技術的な問題点を指摘することは禁物とされています。





試合中の選手というのは多かれ少なかれ興奮状態にありますし、

ゲームそのものに非常に集中して入り込んでいる状態です。




この状態でいくつもの技術指導を受けたところで、

その場でそれを修正していくのはそうそう出来ることではありませんし、

そうしたことを気にし過ぎてゲームに対する集中が切れてしまう可能性が高いからです。





タイムアウトがある競技などで詳細な指示を出しているように見える場面でも、

実際には普段の練習で

繰り返し行っているフォーメーションの確認であったりする場合がほとんどで、




その他は精神面で前を向いて集中できるようにゲキを飛ばしているのが実情なのです。




プロスポーツのレベルですらそうなのですから、子供たちに対してはなおさらです。



逆に試合に集中できていない選手に対して

「今日は脇を締めることだけ注意して打席に立て」

と言って送り出すようなやり方はあります。




一つのことだけに気を向かせることで上手く集中を取り戻せる場合もあるのです。




いずれにしても人間は練習で行っていること以上のことはなかなか試合中には出来ません。



試合中は選手たちがいかに集中して楽しめるかを考えて上げるのが

指導者にとっては一番大切なことなのではないかと思います。