私が子供のころからそうでしたが、練習で集合して
最初に行うのは『ランニング』です。
これには何か特別な意味があるのでしょうか?
特に寒い時期などは朝早く集合した時に
寝起きの体というのは各部ともに冷えて委縮しています。
これらの関節や筋肉を温めてほぐすための
ウォーミングアップがランニングなのです。
つまりこのランニングの目的は「体を温める」ことであり、
実際に『ランニング』である必要は特別ありません。
あえていうならランニングを行うのはウォーミング
アップとしては簡単で手っ取り早いからなのです。
だからこのランニングは全力で行う必要はまったくありません。
むしろ必要以上に筋肉を緊張させないためにも
リラックスした状態で走っていた方が良いのです。
しかし、本来の目的でいうならばグラウンド
2週程度のランニングでは時間が不足している
ということは理解しておいても良いかも知れません。
本来は発汗を伴うほどの有酸素運動は
15~20分程度継続しなければいけません。
そこまでいくと新陳代謝が活発になるので
「ウォーミングアップが完了した」ことになり、
全力で運動するのに適した状態と言えるのです。
ただし、通常は野球の練習前に20分の
ランニングの時間を取ることはなかなか大変です。
だからランニング後にストレッチなどを
行うことにより併せてウォーミングアップと
位置付けているのでしょう。
しかしそうした見方からすると、
ウォーミングアップは必ずしもランニングでなくても
良いのかもしれません。
ダイエットでよく使われるヨガの運動は、
正しい方法で時間をかけてやることで
ウォーミングアップとストレッチの
高い効果を得ることも可能です。
効果のあるプログラムを考えたり正しいやり方を
教えたりすることが簡単ではありませんし、
子供たちに理解を得るのも難しいかも知れません。
しかし、呼吸法を学ぶといった意味なども含めて
全力運動前のストレッチとしては
優秀なのではないかと考えたりもします。
ウォーミングアップやストレッチなど、
野球のパフォーマンスを上げるトレーニングは
ここでできます。