ストレートの握り方:2シームと4シームでは何が違うのか | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

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小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。

コーチの清岡です。



 



ピッチャーが投げてバッターが打つ。







この間の駆け引きというのは野球の大きな肝の部分です。








ピッチャーはバッターに打たれないように色々な変化球を編み出し、




バッターはその変化球をなるべくしっかりと打ち返すための




バッティング技術を磨き上げてきました。






もちろんこのイタチごっこは野球が無くならない限り




いつもでも続いていく技術開発競争ということになるでしょう。





今、ピッチャーが投げる直球(ストレート)は2(ツー)シームが主流になりつつあります。






特にアメリカのメジャーリーグでは2シームは10年ほど前から広まって定着してきており、




現在ではそれまで主流だった4(フォー)シームをすっかり逆転し、




ストレート=2シームと言われそうなレベルにまで立場を強めてきています。






2シームと4シームはボールの握り方は直球を投げる時と同様ですが、





縫い目の方向が変わってきます。





バッターから見てボールが一回転する間に縫い目が




2回見えるように投げるのが2シームで、4回見えるように投げるのが4シームです。







ただそれだけの違いなのですが、



実際にバッターが感じる変化はとても大きいものになります。





日本の野球で通常指導されるのは4シームのストレートで、




これはどちらかといえば直線的にバッターに向かってきます。







それと比べ2シームは落差が大きく、




しかもボールが左右に不規則に曲がる可能性もあります。







2シームは回転方向に対する縫い目が少なく、




位置も偏っている分、空気抵抗の影響を大きく受けるために変化が大きくなります。






一回転ごとの違いは小さなものですが、





これがバッターに届く時には目に分かる変化になります。






もちろんバッターからすれば2シームの方が打ちにくい球です。







ですからプロの間では急速に2シームが広まっているわけです。






ただし2シームを最初から多用してしまうと、




投手にも分からない不規則な変化があるために




細かいコントロールを身につけることが出来ません。







やはり小中学生を指導する際にはまずしっかりと




4シームできれいな回転の投球を身につけるのは重要なことです。