コーチの清岡です。
みなさんは筋力トレーニングをしっかりと行なっていますか?
筋力トレーニングは体の力をアップすることに繋がり、
バッティングにおいてはもちろん、
ピッチングにおいても非常にメリットが大きいのです。
しかし、筋力トレーニングはあくまでも
野球のプレイの質を上げることが目的です。
当然分かっているとは思うのですが、
どうしても陥ってしまう事があります。
それは見た目の筋肉にばかりこだわってしまう、という事です。
筋力トレーニングをしていると、
その効果はなかなか実感することができません。
打球が極端に遠くに飛ぶようになるわけでもないですし、
急速が上がるわけでもありません。
しかし、見た目の筋肉というのは鏡を見ればはっきりと違いがわかります。
以前に比べて筋肉が大きく発達し、見た目にもたくましくなるからです。
やはり筋力トレーニングというのは基本的に退屈な動きの繰り返しです。
そのうえ効果が目に見えないために、
見た目で満足してしまうことが多くなるのです。
そこで、見た目の筋肉ばかりを強化してしまうようになります。
そのような思考回路に陥ってしまうと、
つい野球に必要な筋肉を鍛えるという目的を見失ってしまいがちになります。
この鏡で見える範囲内の筋肉というのは実は
あまり野球には関係のない筋肉ばかりなのです。
というのも、体の前面についている筋肉は
縮めるために必要な筋肉ばかりなのです。
では野球に必要な筋肉はどのようなものでしょうか。
投げる、打つといった動きに必要な筋肉は押し出す時に動く筋肉ですよね。
つまり、背筋やおしりなどになります。
これらは鏡では見えません。
鏡で見える筋肉ばかりを鍛えてしまえば、
そのうちに体ばかりが重くなってしまい、
野球において必要な筋肉を鍛えることが疎かになってしまうのです。
これでは、なんのためのトレーニングか分かりませんよね?
しっかりとトレーニングの目的を理解するようにしましょう。
スクールではトレーニングにおける大切なことも指導しています。