コーチの清岡です。
野球の練習というのは、
選手の年齢によって大きく変わりますし、変える必要があります。
少し難しい話になってしまいますが、お付き合い下さい。
人が産まれてから小学校3年生までの期間というのは
神経系が大きく発達します。脳と体を結びつけ、
上手く連携することができるよういなるには、
この神経系の発達が欠かすことができません。
この時期はリズム感や俊敏性などの基本的な運動能力が
身につくといわれています。
小学生高学年にもなると、
その時期は取り組んだ運動はすべて身につき、
自分のものにすることができるようになります。
そのため、この小学生高学年になれば
多少厳しい練習を行なっても集中力が続きますし、
なにより最も伸びる時期でもあるのでたくさん練習を行う必要が
あります。
しかし、小学生低学年の時期というのは、
集中力は長続きしませんし、
すぐに飽きてしまい他の事を試してみたくなるものです。
これは脳の神経回路を活性化させ、
様々なものに興味を示すように脳が自然とそうつくられているからです。
つまり、小学生低学年の頃に
素振りを100本!
ランニング30分!
なんて練習法を行なっているとどうしても集中力は低下し、
他のことをしたいと感じてしまうのです。
つまり、毎日の練習の中で、
次から次に内容を変えて選手が少しでも楽しく野球が
上達できる環境を整えてあげることが大切なのです。
私が小学生の頃によく行った練習法は
ドッジボールやバドミントン、
さらにはサッカーもよくしていました。
ドッジボールというのは、
集中力はもちろん、大きなボールを投げることによって
基本的な投球フォームを身につけることができましたし、
バドミントンは肩や背筋などの筋力アップにぴったりでした。
さらにサッカーであれば30分くらいの時間であれば
平気でボールを追い続けることができます。
このように、年代によっては練習法を大きく変えることで
集中力のアップや体力アップを効果的に行うことができるのです。
効果的な練習と同等に重要なのが食事による栄養です。
毎日摂る食事は育ち盛りのお子様には特に重要です。
栄養の知識はこれをご覧ください。