コーチの名和です。
最近寒さは冬本番って感じですね。
スクールは室内練習場なので、寒さを気にせずバッティングやピッチングができますが、ほとんどのチームでは既に冬の練習が始まって筋トレや走ることがメインになっているようです。
さて、スクールではこの冬は選手の野球技術向上それに伴う身体作りをテーマに練習を進めていきます。
野球技術向上は今までも常にやっていることですが、身体作りに力を入れるのは今シーズンから初めて取り組みます。
といいますのも、トレーニングコーチをしてくださるコーチや食育などのスポーツ栄養サポートをしてくださる至学館大学栄養サポートチーム(SNST)さんなど、多方面のコーチや先生の協力が充実してきました。
本来ならスクールスタッフがそれらの知識を備えて指導にあたることが理想だと思いますが、そのような知識だけでは中途半端になり、危険も伴うことにも考えられ、その道の専門家にお願いした方が効果的だと考えています。
冬のトレーニングをしていくにあたり、選手個々の現在地と目標地点を決めるために、昨日からスポーツテストの一部である測定を開始しました。
スクールの社会人バッティングコースには、学校に勤務されている方がいらっしゃるので、その方のご厚意で測定器をお借りいたしました。
測定するのは、
・長座体前屈(柔軟性)
・握力(筋力)
・背筋力(筋力)
・腹筋(筋力)
・腕力(腕力)
この冬に強化するのはしなやかな動きができるようになる柔軟性とバッティングやピッチングに大変重要な役割をする腹筋と背筋力と握力、腕力です。
昨日からこの測定をしているのですが、あまりのひ弱さにずっこけました。
私の後輩になる中日ドラゴンズ山崎武司は高校3年生の時、背筋力が260kgありました。レスラーですよね。
ちなみに私は現役時代に220kg、昨日計ったら170kgでした。
この力は今は何も役立っていません・・・(泣)
バッティングフォームやピッチングフォームがどれだけ基本どおりにきれいにできるようになっても、筋力がなければ速いボールを投げられないし、打球も遠くに飛ばせません。
フォームだけ良くしてもダメですから。
これはしっかり憶えておいてください。
筋力と同じくスポーツ選手に必要なのが柔軟性です。長座体前屈しか測定していませんが、開脚角度などもチェックしていきます。
お世話になっている整形外科の先生にお話を聞いたのですが、故障が起こる原因の一つには「選手たちが成長期」だからというのも理由の一つだそうです。
身長などが伸びて身体が大きくなるこの年代は、骨の成長スピードが早いのに対して、筋肉の成長がそのスピードに追いつかないというのが原因です。
スクールにも身長は平均より大きいが、筋肉がほとんど目立たず、ボールの勢いにバットが負けて戻されているという選手もいます。
成長痛も骨と筋肉の成長スピードの違いから起こると聞きました。
骨が成長しているのに、筋肉がそのスピードに追いつかないと、関節や筋肉が硬くなり、このようなことは特に下半身によくみられるそうです。
練習などで疲労がたまると筋肉がさらに硬くなるので、成長期である選手は「身体の硬い時期」なので、練習後のケアと日々のストレッチを欠かず続ける必要があると言われました。
スクールの選手たちの全員が成長期なので、身体が硬いのもしょうがないと見過ごすわけに行きません。
身体の硬さは身体のあらゆる故障につながるからです。
野球肘や野球肩も身体の柔軟性を高めることによって治療や予防ができます。
スクールでは現在西村コーチの体幹トレーニングを毎週月、火曜日にやっています。
この選手たちが来年春を迎えたときに、どのようにパフォーマンスが上がっているか、このブログでも紹介します。
そして、1月にはこの冬限定で柔軟性を高めるストレッチコースも開催予定で、自宅でストレッチをするときは身体を押してもらうなど、家族の協力が必要なので、親子や兄弟で参加できるコースで考えています。
それから、私の友人で「走力アップ」のトレーニングを全国で展開しているトレーナーを呼び、この冬限定で走力アップコースも1月に開催する予定です。
足が速くなりたい、盗塁をたくさん決めたいという野球選手だけでなく、サッカー選手やその他のスポーツでも足が速くなりたいという選手はたくさんいると思います。
このトレーナーのトレーニングを受けると、最低でもタイムが1秒以上縮まるとか。
運動会で1位になりたいという子でも参加してもらえるようにします。
とにかく、この冬はあらゆるトレーニングに力を入れ、食事で栄養を補給して強くて大きな身体にしていきます。
野球で活躍できる選手になりたい、身体を強く大きくしたいという方は、私に相談してください。
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