コーチの名和です。
当スクールでは至学館大学、健康科学部 栄養科学科の杉島先生率いる、スポーツ栄養サポートチーム(SNST)さんに、選手やその親御さんに成長に必要な栄養について指導を受けています。
1月からは個別サポートも開始することになり、現在希望者を募集しています。
先月は杉島先生によるスポーツ栄養セミナーを2日間にかけて開催し、大変好評でしたので、その内容を一部ご紹介します。
野球少年だけに限らず、成長期の子供には様々な栄養素が必要です。
人生の中でも特に栄養が必要な年代というのは小学生から高校生にかけての成長期です。
この時期には多くの栄養素を摂取しなくてはなりません。
偏食や欠食も絶対にいけません。
近年では、家庭の事情によって子供の孤食が非常に増えています。
また、加工食品やファストフードの利用が大幅に増加したことによって、栄養バランスの偏りが目立ちます。
食事を摂るということは、自分の体をどのようにつくるのか、ということに直接結びつきます。
そのため、できる限りバランスのとれた栄養のある食事を摂るように意識をさせてあげることが重要です。
同時に、栄養欠乏を起こしやすい時期でもあるので適切な栄養補給も必要な場合もあります。
成長期には必要とされるエネルギーや栄養素の量がどんどん増大していくため、欠乏症になりやすい時期でもあるといえます。
栄養不足の状態で正常な発育はできませんし、感染症などに対抗するための抵抗力も低下してしまいます。
さらに、子供たちというのは解毒のメカニズムが十分に発達できていないため、汚染物質や毒素、さらには食品添加物などにも敏感に反応してしまいます。
近年、アレルギーなどを持っている方が非常んい多いですが、それは子供の頃の栄養バランスが大きく関係しているともいわれています。
スポーツをしていない子供でもたくさんのエネルギーを必要としていますので、野球少年のように運動量の多いスポーツをしている子供の場合には、尚更たくさんのエネルギーが必要になります。
栄養補給を行ううえで注意しなくてはならないのが過剰摂取です。
栄養のバランスを整える目的や、より効率良く栄養を吸収するためにと、サプリメントを与える親御さんも多いかもしれません。
確かにそれ自体は問題ではありませんが、サプリメントを与える子供の年齢と摂取量が重要なのです。
先日行った栄養セミナーの質疑応答では
「サプリメントやプロテインを与える必要があるか?」
という質問がありましたが、杉島先生の回答は、
「食事による摂取が不足しているならそれらを摂取する必要がある」
ということです。
では、あなたのお子さんが栄養素が不足しているかどうかはどう判断するかという問題です。
これは、お子さんの身体を調査(身体組成測定)することと、食事の内容、毎日の運動量などを測定・分析してわかることだそうです。
お子様に適切な量もわからず、サプリメントやプロテインで特定の栄養素だけを注意書きの分量を目安に飲ませると過剰摂取になる場合があり、そうなると身体に備わっている栄養素の吸収力が低下してしまい、逆効果になるそうです。
これらを防ぐためには、先ほど説明しました身体組成測定、食事調査、運動量調査などをして、あなたのお子さんに必要な栄養素やその必要量などを把握して与えることが必要になるのです。
例えば、「身長を伸ばしたい」というご希望があるとします。
身長を伸ばすために必要な栄養素は何か、その栄養素は現在足りているのか、不足しているのであればどれだけ不足しているのかという、これらのことがわからなければ、行き着くところは・・・
「吐くまで喰え!」「食べるのも練習だ!!」
と、闇雲に食べさせることになってしまいます。
当スクールでは、野球の技術はもちろんですが、こういった普段の食生活などについても正しく指導もしています。
あなたのお子さんに必要な栄養素は何か?
それはしっかり摂取できているか?
どれだけ足りないのか?
食事か?サプリメントで補給するのか?
これらのことがわかるスポーツ栄養・個別サポートの希望者を募集しています。
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