残念な選手 | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

名古屋にあるバッティングスクール「Count23」のブログです。
小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。


コーチの名和です。



先日、スクール生のお母さんから電話があり

「子供が野球に対する気持ちがなくなり、スクールも
辞めたいと言っている」

ということでした。



もともとその選手のAくんは、両親がスクールに行けと
言っているから練習に来ているという態度でした。



Aくんは身体能力も高く、指導すれば何でもできて
しまいますが、指導したときはやるのですが、
目を離すと元どおりになっていてやってないのです。


だいたい毎回そんな態度だったので、


「やる気がないならスクールを辞めろよ。辞めていいぞ」


と何度も言ったのですが、両親に辞めてはダメと
言われているそうで、毎回イヤイヤ来ている
感じでした。




Aくんはチームでも4番を打つなど中心選手で、
チームの中では誰もが認める「できる選手」です。


そんな実力を持っているので、ご両親は
「基本をしっかり身につけさせることで、将来は
もっと良い選手になるのでは」という期待も
あって、スクールに入れてくださいました。




チームの監督やコーチは、打てている、
守れているAくんに対しては何も
言うことはないそうです。



でも、私たちスクールのコーチは違います。



基本もへったくれもなく、すべて我流のフォームで
打てれば良い、守ることができれば良い
ということでなく、正しく打てているか、
正しく捕れているか、正しく投げられているか
というのが問題なのです。




今のチームの中で一番上手く、中心選手に
なっているとしてもそれは
「井の中の蛙大海を知らず」です。




私たちの指導は、チームで1番上手くなる
というのを目標にするのではなく、基本をしっかり
身につけることで技術を向上させ、
その結果チームで1番上手くなることで
レギュラーになり、次に中学や高校に進んでも
通用する選手に育てることが目標です。



ここでAくんです。



チームでは一番上手く中心選手なので、
チームの監督・コーチからは何も言われないが、
私たちは違います。



私たちの指導は、打てれば良いということでなく、
正しく打てることを指導しているので、Aくんにも
いろんなことを口うるさく言います。

そんな時のAくんは

「なおさなくても打てるからいいじゃん!」

という態度がありありとわかります。



いくら打てても基本とかけ離れた打ち方で打って
いては、この先、ちょっといいピッチャーと
対戦したときには、それに対応できず打てなく
なることはあきらかです。



Aくんは6年生なので、この先、中学の野球部や
硬式チームに進むかもしれません。



そのようなチームには、周りのたくさんのチーム
から上手い選手がたくさん集まってきます。



今のチームで1番だと調子に乗っていると、
次のレベルに進んだときには壁に当たるでしょう。



小学生の力のないボールは打つことができても、
我流の打ち方ではその先は通用しません。



そんなことは何度も説明しました。



上達する選手は、「素直さと謙虚さ」
があります。



今の実力におごっていると、この先
とんでもない挫折感を味わいます。



あなたのまわりにもいるはずです。



「あいつ、小学生の時は一番上手かったのに、
中学では1年生で野球やめちゃったんだってさ・・・」



こんな選手はいくらでもいます。



素直な気持ち、謙虚な気持ち



これは上手くなる選手の条件です。




中学になったら、貪欲さも必要になります。



あなたのお子さんはどうですか?