野球チームを強くする方法 | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

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名古屋にあるバッティングスクール「Count23」のブログです。
小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。




コーチの名和です。

このビデオは見てもらえましたか?




ビデオでの試合は残念でしたが、それ以前に!!


東海大会に出場する前に中村監督率いる豊田大谷高校は、愛知大会で優勝したわけですが、その決勝戦は愛工大名電高校と対戦しました。


中村監督が豊田大谷高校野球部監督に就任してから、愛工大名電高校と対戦したのは3回目でした。


1回目が就任直後の春季大会3回戦、10点差以上を取られて5回コールド負け・・・


2回目の対戦は3年目の夏の大会のナゴヤドームでの決勝戦でした。


愛工大名電高校は堂上直倫がいるチームで、決勝戦で11対0という通常なら5回コールドゲームですが、決勝戦にはコールドゲームが適応されないということで、公開処刑のような屈辱的な敗戦でした・・・



そして、この年の秋季大会の決勝戦、愛工大名電との対戦で、3度目の正直で中村監督の古巣、愛工大名電野球部に雪辱を果たすことができました。



中村監督が豊田大谷野球部の監督に就任して3年目に決勝まで進むチームを作り上げ、その2年後には愛知で優勝して頂点に立ちました。



中村監督はテレビや雑誌では「名将」といわれていて、その下でコーチをしていた私は、チームが強くなっていくプロセスを勉強していました。



チームの強さというのは、個人の能力を集結させたものなので、選手個々の能力を高め、それを一点に集めたものだと思っています。



チームを強くするための方法は、とてもシンプルですが難しいことです。



その方法とは「選手一人一人の意識を高めること」です。



そして、選手個々の能力を一点に集めるためには、チームの全員に共通の目標を持たせることです。



まず、選手の意識を高めることで能力が上がるという理由ですが、意識というのはやる気や目的意識です。


意識が変われば考えが変わる

考えが変われば行動が変わる

行動が変われば結果が変わる


意識を変えることは簡単なことではないですが、愛工大名電時代の中村監督と選手全員の目標は全国制覇です。



豊田大谷時代の中村監督と選手全員の目標は甲子園出場でした。



選手たちの意識を変えるには「全国制覇」や「甲子園出場」という明確な目標が必要になり、その目標をどんなときでも意識させます。



キャッチボールで投げる1球、ノックで捕球するときの1球、フリーバッティングでの1球など、一つ一つの行動、プレーに対して、


「そんなプレーをしていて、全国制覇ができるんかー!!」

「そんなボールが捕れずに全国制覇ができるわけないだろ!!」


こんな調子で一つのプレーに対して罵声を浴びます。



このようなことで選手はしだいに「全国制覇するんだ!」という気持ちが植え付けられていき、いつの間にか「オレたちは全国制覇をするんだ!」という意識に変わっていきます。



そうすると、何をするにも

「全国制覇をするためにこんなことではいけない」

「全国制覇をするのにこんなことでへたばってちゃいけない」

このように考え方に変わっていくので、全国制覇ができると思われる行動に変わっていきます。



中村監督からは

「お前たちは絶対にできる!」

「中京や東邦の選手とお前たち一人一人を比べても、お前たちの方が実力は上だ!」

「オレたちが全国制覇ができないわけがないぞ!やるんだぞ!」

このように毎日言われていました。



そうすると、実力がない私でも「ん?オレでもやれるんじゃないか?」という気持ちになってくるのです。



中村監督は技術指導も素晴らしですが、選手らの意識を変えるのも上手かったと思います。



中村監督は愛工大名電、豊田大谷と監督を務めたチームで頂点に立ちました。



現在、中村監督はアドバイザーという立場ですが、毎年1回戦負けだった吉良高校の指導を手伝っています。



この吉良高校は、昨年の夏は初めてベスト8まで進みました。



中村監督が関わる吉良高校が愛知の頂点に立つ日もそんなに遠くないと思います。




・目標を持たせる

・意識を変える



これがチームを強くする秘訣です。



がんばりましょう!