高校球児たちとともに | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

名古屋にあるバッティングスクール「Count23」のブログです。
小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。



コーチの玉川です。



連載中の、私が高校野球の監督をするきっかけになった

お話です。






何とかあの子達に野球を教えたい。


そう思ってしまった私は、さっそく学校に働き掛けました。


しかし前回ご紹介したように名古屋市でも指折りの進学高校です。




部活動の指導に教員ではない一般人を学校に入れてよいものか?

 何か問題が起きたら誰が責任を取るのか?




学校側としては当然ですが、「はい、どうぞ」というわけにはいきません。



ですが幸運にもこの選手達のご父兄さん、
それに何よりも校長先生の御理解により、何とか許可を頂いて、
いよいよ選手達と接触する事が出来たのは10月の初めでした。  





夏の大会まで8ヶ月しかありませんでした・・・






  野球に関しては良い環境でしか経験してこなかった私は、
まずは驚きの連続でした。



まずボールの数です、キャッチボールやノックができるボールは、
選手が36名に対して20個、狭い運動場でライトに陸上部、
レフトにバスケット、センターにはラグビー部、使えるのは内野がやっとでした。



練習時間は平日が二時間、土日は半日だけ、バッティング練習は週に二回、
早朝練習でやるのみでした。



「これでどうやって上手くなれっていうんだ?」



意気込んでいったものの、正直少し落ち込んでしまいました。



ですが彼らには時間がありません。



私は直ぐにその環境の中で出来る練習メニューを考え、
子供達の指導に取り組みました。



私も仕事があったため、週末が中心の指導になり、後の平日練習は
宿題を出して子供達の自主性に任せました。



するとどうでしょうか、



指導に餓えていた彼らは、毎週顔を合わせる度にみるみる上達していきました。



毎週私の顔を見ると挨拶も早々に監督これでいいですか!



監督ちょっと見て下さい!



私は彼らが本当にいとおしくてたまりませんでした。



チームワークはみんなの力、全員が強くなりたい、上手くなりたいと
思って練習しなければ強くならない。



「試合で誰かがミスをしたら、そいつと一緒に練習していたチーム全員のミス、
誰かがナイスプレーをしたら、チームのみんなが緊張感を持って練習したから
そのプレーが生まれる、試合に出る子はチームの代表なんだ」



と教えていきました。



女子マネージャーがよく私に内緒で教えてくれました。



こんな練習してたら週末に来てくれている玉川監督に失礼だぞ!



そんな言葉をキャプテンはじめ選手達が言っていたそうです。



私の高校時代と違い、本当に素直な選手達でした。



テスト週間やセンター試験、それにお正月とあっという間に時が過ぎていきました。



皆さんにご紹介したい子供達と私との色々な思い出話しがありますが、
きりが無くなってしまいそうなのでここでは省略させて頂きます。



春になり新年度を迎える頃にはかなり力を付け、
練習試合では確実にその成果が現れていました。



しかしながらあっという間です。



私の中では本当にあっという間に夏の大会が来てしまいました。



後少し時間があれば・・・



正直言って私は胸の中でそんな気持も持っていました。



ベンチ入りした子供達はみな、坊主にします。



そしてベンチ入り出来なかった三年生とマネージャーが千羽鶴をおり、
キャプテンに託します。



高校球児に引き分けはありません、負けた瞬間に全て終わりです。



もしも神様がいるならあの子達に力を貸して欲しい。



私は試合前の夜、眠る事が出来ませんでした・・・



しかし・・・結果はテレビドラマのようには行きませんでした。



一回戦で惨敗してしまいました。全く力を出せないまま終わってしまいました。



泣き崩れる子供達に、みんなよく頑張ったな、結果はどうでもいい、
お前らは立派な高校球児だったよ。



私にはそんな言葉しかありませんでした・・・  



 ちょうど世間では 森山直太朗さんの、さくら、が大ヒットした頃でした。



満開に咲いても直ぐに散ってしまう花の命の儚さと、
人と人が別れていく哀しみを綴った名曲です。



ですがサクラの花は一度は満開に咲き人々に喝采を浴びます。



ですがこの選手達はどうでしょう・・



本当に人知れず静かに夏を終わって行きます。



サクラなんかよりよっぽど儚い。



私はそんな思いもしながらしばらく呆然としていました。



そんな私の所に何人かの生徒が手紙をくれました。



その一部をご紹介します。



「ご指導有難うございました。
玉川さんみたいな人に指導を頂いた僕達は幸せでした。
精神的にも技術的にも少し甲子園にちかずけたような気がしました。
僕も貴重な体験ができ人間的にも成長出来たと思います。
是非、後輩達にもご指導頂き、来年は今年の無念を晴らして下さい。」




今思うと子供達の力になりたいと言っていた私が、
実は、高校球児達に励まされていた気がします。



私は来年に向かってスタートをしました。



次回ではいよいよ今回の本題、甲子園というところが
高校球児や私達に取ってどんなものなのかを
ご紹介したいと思います。



つづく



あなたもみどり教室で一緒に練習をしませんか!!



みどり教室の無料体験教室のお申し込みはこちら!!




あなたも一緒に野球をしませんか。

バッティングスクール カウント23
スクールの詳しくはこちら!!
スクール携帯サイトはこちら!!