みなさんこんにちは。
コーチの渡邉です。
先週はとても寒い日が続きましたね。
インフルエンザも流行っているので体調管理はしっかりしていきましょう。
私は名北教室で行われているピッチングコースの生徒を見させていただいております。
その中で今春から愛知県内の私立の強豪校への進学が
決まっている中学3年生の生徒がスクールに来ています。
彼の課題は足を上げたときに軸足にしっかり体重が乗り切らずに
上体が突っ込んでしまい体も開いてボールを前で離せずに
ボールも散らばってしまう課題がありました。
体が突っ込んで上体だけで投げてしまうため、ボールもシュート回転
してリリースが安定せずコントロールもばらばらでした。
ただ、突っ込んでいるぞ!肩が開いているぞ!!と口で言っても
本人は突っ込んでいるつもりはありませんし、肩が開いているって言っても
開かないと投げれないだろと思っていると思います。
当スクールではプロ野球球団やオリンピックアスリートなども使用している
プロ仕様の高価な「フォーム分析システム」を導入して指導しています。
フォーム分析をすることにより、自分自身のフォームが客観的に見ることができ、
「こんなに突っ込んでるんだ」「こんなに早く肩が開いているんだ」
など初めて気付くこともあり、改善点が明確化します。
私はこの生徒と一緒に何故突っ込んでしまい、ボールもシュート回転してしまうのかを
フォームを見て、改善点を探していきました。
そこで分かったのが突っ込むのは軸足乗り切らずに流れで踏み込みにいってしまうのと
右手のグローブの使い方が甘く、壁が作り切れていないから肩が開いてしまう
ということでした。
早速この2つを意識してピッチング練習をしたところ
翌週の練習には意識しているところがすぐに変化してきました。
特に右肩の開きはグローブの使い方を意識してやっていました。
上が意識をする前で下が意識している比較です。
このグローブの使い方だけでリリースポイントがここまで変わりました。
横からでは分かりにくいのですが、グローブで壁をしっかり作ることで体の傾きも
少なくなり、シュート回転も真っ直ぐになってコントロールも格段に良くなりました。
自分のフォームを見て改善点を意識した練習と言われてやるだけの
練習では成長スピードが全く違い、間違ったフォームで練習を続ける
よりも正しいフォームで練習をしていくことが確実な成長に繋がります。
MY君は「最近なんか調子がいいです!」と言っていますが、
自分のフォームを客観的に見て改善点を明確化したことによって
フォームも良くなり、スピード・キレ・コントロールの向上に
繋がったと思います。
MY君、高校でも頑張ってエースになってくれよ!!
これからもスクール生の成長っぷりを少しづつ載せていこうと思いますので、
宜しくお願い致します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。