イチローのルーツ | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

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小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。




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コーチの名和です。


先日、イチローの家に遊びに行ったとブログで報告いたしました。

びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」


チチローさんと木野村コーチの写真です。




その時、帰りにチチローさんから「鈴木家のカレー」をおみやげにいただきました。


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イチローが小さい頃から食べていて、毎朝カレーだったという

あの伝説のカレーです。





それを昨日食べました。


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写真で見ると何の変哲もないカレーですよね。

当たり前です。





食べてみるとかなりおいしかったです。



レトルトのカレーですが、

昔からよくあるボ○カレーやク○レカレーなんかと比べてはいけません。

比べものにならないほどおいしいです。




「しょせんインスタントだから・・・・」

という予想を良い意味で裏切られ、そのうまさに驚きました。




チチローさんから

「絶対にうまいから、間違いないから」

と言われて持たされたのですが、

「そんなわけないだろう・・・・」と信じていませんでした。



みなさんも一度食べてみて下さい。


イチローはこのカレーを食べて大きくなったそうです。




イチローも高校時代は私と同じ愛工大名電野球部合宿所で

3年間過ごしたわけですが、

その合宿所生活でもカレーにまつわる思い出がたくさんあります。




私やイチローの時代は、選手が日替わりで炊事当番を務め、

約60人分の夕食を作っていました。



1年から3年までの4人で当番をつとめるのですが、

1年生の当番は練習が免除され、

学校から戻ったらすぐに炊事場に行って作業にかかります。





炊事当番だと、あの地獄のような練習が1日でも休めるので、

下級生にとっては待ちに待った日になります。





しかし、練習が休めるからといって喜んではいられません。




ご飯が柔らかい、カリッと揚がってない、焼き物が焦げているなど

ミスをしたときはとんでもないことになります。





食事の献立は栄養士さんが毎月作り、

その材料が、スーパーから配達されていました。





料理の指示は監督の奥さんや、パートのおばさんが一人いたので、

切る、焼く、揚げるなどはその指示で動きます。





運が悪いと、何とかの和え物、何とか風ソテーなどと

聞いたこともない炊事当番泣かせのメニューにあたることもあり、

失敗は許されないのでかなり緊張していました。





中でも一番の人気メニューはカレーでした。




作るのも簡単だし、食べる側も喜びます。




しかし、簡単だからといって、炊事当番は気が抜けないのです。





カレーの時はみんなが楽しみにしているだけあり、

ご飯の量や炊き上がりの適度な固さ、

カレーがシャビシャビにならない粘度などに気を使います。





カレーの時はみんなが狂ったように食べるので、

ご飯が足りなくなったら先輩にかわいがられるので、

普段より多めに計算して炊かなくてはいけません。





たくさん炊けばいいという問題でなく、ご飯が残った場合は、

下級生が吐きそうになってもおひつを空にしないといけないのです。





足りないと先輩に怒られ、たくさん余ると同級生から責められます。






この他にもいろんなルールやしきたりなどがあり、

ご飯が柔らかい、お茶が冷えてない、マヨネーズがテーブルにでていないなど、

何を言われるかわかりません。



炊事当番の下級生は食事の途中で、


「今日の炊事当番は誰だぁ~?」


と誰か、先輩に言われたらもう終わりです。




その言葉に続くのは、


「ご飯が柔らかいじゃねーか!」


「生焼けじゃねーか!」


などと言われ、食事の後に先輩のみなさんに謝って回ります。





ほとんどの先輩は


「別にいいよ」


「気にするな。」


と言ってくれるのですが、


中には特別にかわいがってくれる先輩もいて、

そんなときは泣けてきました。






チチローカレーから話が飛躍しましたが、

イチローもこのような合宿所生活をしてきたのです。




チチローさんはイチローを愛工大名電野球部合宿所に入れて良かったと

言っていましたが、当の本人のイチローや私らは

泣けてくるくらいつらかったです。





イチローと前に話したとき、お金をいくら積まれて頼まれても、

あの生活だけはは二度としたくないと言っていました。




逆に考えると、あの生活ができるのは、全国でも選ばれた、

学年あたり18人だけしかできない貴重な体験であり、

いくらお金を積んだとしてもできない体験です。





以前ブログにも書きましたが、私の3つ上の先輩で、

交通事故で半身不随になり、

長期間の寝たきりから車椅子の生活になった先輩がいます。





その先輩も言っていました。






今の半身不随や車椅子の生活は、高校3年間の合宿所生活に比べたら、

つらくも何ともないと。





どんな生活か想像つきますか?




今まで生きてきて、あの頃の辛さに比べたら、

ほとんどのことが平気で乗り切れます。



良い体験をしたと思います。




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