こんにちは、水曜どうでしょう木野村です。
みなさん自分に鞭打った練習をしていますか?
私が社会人時代に経験した思い出のある練習を紹介したいと思います。
毎年2月には宮崎で1ヶ月間のキャンプをします。
キャンプでは毎日が地獄のような練習なのですが、創部1年目のキャンプで
行われた「100イニングノック」という練習がありました。
ランナー付きノックを守備50イニング・ランナーを50イニングという内容で
1イニングずつ交代という練習だったのですが、コーチがノックを打つので
なかなか交代にならず朝9時に始まり、途中30分の食事休憩を取り終了したのが
午後6時でした。
最後は照明のないグランドの中をかすかに白く見える影を追いかけながら最後のアウト
を私がさばき、100イニングノックが終了しました。
ランナーも全力でやっていたため練習が終わった時には全員が崩れ落ちるような状態でした。
そこで監督が一言「お前らは今年もう11試合分消化した、他のチームよりも試合してるのだから
自信を持て」
創部1年目の大卒がメインの若いチームだったので、監督は社会人野球チームの中でも1番きつい
練習をすることで経験を補うような練習量で自信をつけさせるというのが狙いだったようです。
次に「限界突破」というキャンプ中にオフ前に1回だけある練習です。
これは自分の限界を突破してみろ!という練習で前日に宿舎のホテルでどんな練習をするか
ホワイトボードに書き出します。
楽な練習は書けずに意地を張ってしまい、全員が「ホントに出来るのか?」
というよな練習メニューを書いています。
私は限界突破練習にノックを選びました。
ノッカーが1人しかいなかったので、ノッカー1人で守備3人4時間ノックという内容
の練習を行いました。
練習中は休憩なしだったのですが、2時間過ぎたあたりから汗すら出てこなくなり寒かったの
を覚えています。
同級生の仲間は唇が紫になっていて、見るからに危険な状態でした。
ノックを受けながらポジションに戻るときには水が用意されていたのですが、
水を飲んでも吐き気がでるくらいに辛かったのを覚えています。
4時間が経過し、最後の1球を捕球した時には真っ先にノックを打っていたコーチが倒れました。
4時間休憩無しでノックを打ち続けたコーチが一番きつかったのかもしれません。
他のメンバーでは2000本連続ティーを行った選手がいました。バットが飛ばないよう
に手とグリップをガチガチに固めて練習をしていました。
練習終了後にはバットが手から離れなくなってしまい、数人でバットから手を離させていました。
最初に自分で決がめた練習なのでやり切らないと格好がつかないという意地の練習でした。
そして辛い練習が大きな自信に変わり試合でも勝つ集団に変わっていきました。
「これだけやってきたんだ。勝つに決まっているだろう。」
油断ではなく、ホントに辛くきつい練習をしてきた選手たちにはその言葉は間違っていませんでした。
引退した今でも仲間で集まった時には辛い練習の思い出話が必ずでてきます。
辛い練習はその時だけで、時間が経てばすごくいい思い出になります。
そんな話をしている時は野球を辞めずに頑張ってきて良かったと思える瞬間でもあります。
あなたもいっしょに野球をしませんか。
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