夏の終わり | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

名古屋にあるバッティングスクール「Count23」のブログです。
小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。



まだ7月で、暑い夏はまだまだ続きますが、

甲子園出場を目指し、予選で負けてしまった3年生の高校球児には

「夏が終わった」

と表現されます。




ベスト8で唯一の公立高校として快進撃を続け、私も

応援してきた吉良高校が今日、負けてしまいました。

試合は観に行けなかったのですが、3-1のゲームです。




こんな時なので、アドバイザーとして吉良高校の指導をされている

元愛工大名電高校の中村監督に電話すらできませんが、

残念に思っていることは間違いないと思います。




勝てた試合なのか、まったく歯が立たなかったのか内容はわかりませんが、

点取りゲームの野球で、相手より得点が少なかったという結果です。




私にも過去に甲子園を夢見て、巨人の星ではありませんが、

血の汗を流して猛練習に耐えた過去があります。




毎年7月の終わり頃、甲子園予選の終盤となるこの時期になると

私の高校時代の思い出が蘇り、深夜にテレビで放映されている

「甲子園の道」を観ては1人で密かに涙しています。




私が愛工大名電高校野球部に入部した15才の日、甲子園出場より前に、

レギュラーとなり、あのムラサキのユニフォームを着ることが憧れで

あり、目標となりました。




日々の野球部の寮生活の上下関係や過酷で厳しい練習で、

それはもう言葉に表せないほどきつい毎日でした。




1年生の下級生が自由にできることといえば


「息をすること」


だけです。





甲子園やプロ野球などの選手のインタビューで、

「野球が好きだから辞めたいと思ったことはない」

というコメントをよく聞きますが、

私の場合はあまりの厳しさとつらさの毎日で、

毎日野球を辞めたいと思っていました。




このつらさから解放されたいと思っていました。




「辞めずに最後まで続けられた理由は何か?」

と聞かれても

「野球が好きだから」

と答えられたかどうかはわかりません。




今考えてもどうして最後まで頑張ることができたかわかりません。




でも、


「どうしてレギュラーになるまで頑張れたか?」


と聞かれるとそれは明確に答えられます。





不謹慎かもしれませんが、高校時代は

「どうしてもムラサキのユニフォーム姿を見せたい!」

と思える彼女がいたからです。




私が1年生の時、3年生の工藤さんらが甲子園に出場し、

ベスト4まで進みました。




その時の私は入学間もない1年生なので当然ですが、甲子園球場の

アルプススタンドでメガホンを持って応援していて、

その時の彼女も甲子園に応援に来ていて、

アルプススタンドで応援している私の姿を見ていました。




スタンドで応援している自分の姿を彼女に見られるのはイヤで、

グラウンドでプレーしている姿を見て欲しいと思い、

「オレがムラサキのユニフォームを着るまで球場に来るな」

と言いました。




私が野球部の寮生活なので、滅多に会うことができません。



試合に出ていようがいまいが、球場での試合を彼女が観に来れば、

話すことは許されませんが、お互いの姿が見られる貴重な機会です。




そんな機会でも私にとってはスタンドで応援している自分の姿を

見られるのはイヤでした。




彼女は私がケガをせずプレーできるようにと、

ムラサキのひもに通した手作りのお守りを作ってくれ、

私はそれをいつも首にかけて毎日過ごしていました。




ムラサキのひものお守りは、毎日の練習の汗とグラウンドの泥の汚れで

みすぼらしくなり、異臭を放つようになっていましたが、

それでも毎日肌身離さず身に付けていました。





苦しい練習をする時、

「もうダメだ、これ以上は無理だ・・・」

と思った時に胸のお守りをギュッと握りしめ、

「ここで力を抜いちゃいかん、オレはレギュラーになって甲子園に行くんだ!!」

と自分に言い聞かせ、歯を食いしばって苦しい練習に耐えました。





試合の時、バッターボックスに入った時、

PL学園の選手のように、胸のお守りをギュッと握り、

「よし、絶対に打ってやる!!」

と、バッターボックスに立った時の気合いを入れる儀式になりました。





私には彼女以外にも私を応援していくれている両親や

地元の友人たちがいて、そんな人たちのことを思うと


「苦しくてもつらくても辞めることなど絶対にできない、

オレは絶対にレギュラーになって甲子園に出るんだ!」


と考えていました。





なので、野球が好きだからつらいことに耐えられたとか

続けられたとかではないと思います。





どうしてレギュラーになれたかと聞かれれば、

「心から応援してくれる彼女に、ムラサキのユニフォーム姿を

見せたかったから」

と答えられます。





まさに青春です。




不謹慎かもしれませんが、青春だったと思います。




毎年、夏になると愛工大名電高校が勝っているか、甲子園に出場できそうか

ということが気になり、それと同時に私の高校時代の思い出が蘇ります。




本日負けてしまった吉良高校の選手たち1人1人にも、心から応援してくれる人が

いたと思います。



応援してくれている人たちのためにもベストを尽くす。


それが彼女でも両親でも友人でも・・・


大切なことだと思います。




愛知では今日の時点で4校を除いた高校球児の夏が終わりました。




夏が終わった球児たちは、またそれぞれの夢に向かって走り始めると思います。




愛工大名電高校野球部の中村門下生の選手たちは

夏が終わったとき

「人生のレギュラー」

を目指して、それぞれの目標に向かっています。





私たちの「夏」は早すぎる夏の終わりでしたが、

それも今思えば良い思い出です。





来年の夏を目指す選手たちには頑張ってもらいたいです。





今年の愛工大名電高校は、ベスト4に勝ち進んでいて、

今年の夏は甲子園に出場してもらいたいと思います。




私の人生にとてつもない影響を与えた野球に


今は心から野球が好きだといえます。





あなたもいっしょに野球をしませんか。

Nagoya23バッティングスクール Count23

詳しくはこちら!!

ケータイはこちら!!