当スクールも2周年を迎え、小学生の選手は
レギュラーになった、
4番バッターになったと
嬉しい報告をたくさんいただいています。
中3だった多くの選手は、
甲子園を目指して強豪私立高校に入学していきました。
毎年、この時期になると中学3年生の選手は進路を意識し、
保護者の方から進路について具体的な相談を持ちかけられます。
一般の中3ではちょっと早いかもしれませんが、
中学の野球選手はこの時期から入学する高校を決め、
アクションを起こす必要があります。
私は野球選手としてだけでなく、
高校での指導もしていたので、経験なりの人脈やルートもあるわけですが、
一番困るのが学校の成績が悪い選手です。
自分が野球で行きたい高校があっても、
学力が及ばず、入学できないというケースです。
あの高校に入りたいと一生懸命練習し、
技術的には認められても、
学力がないため入学を諦めることは、
大変残念でもったいないことです。
私たちの時代は、
野球さえ上手ければある程度成績が悪くても入学できましたが、
今の時代はそんなわけにはいきません。
私の母校の愛工大名電高校も、
その時代は笑い話で、
自分の「名前と住所」さえ書くことができれば入学できると
言われていましたが、
今では考えられないくらい学力が求められます。
中京大中京高校もその時代は愛工大名電以下で、
「住所」まで書けなくても、
「名前」だけ書くことができたら入学できると
笑い話でありました。
それが今の中京大中京高校は、
内申が40ないと入学できないという噂もあります。
今は甲子園常連高校でも文武両道が求められ、
野球バカでは通用しなくなっています。
だから、野球少年のみなさんは勉強も野球と同じように
やっておいてください。
でなければ、中3になったとき悔しい思いをすることになります。
それから、もう一つ大切なことがあります。
スクールの選手たちは野球がうまくなりたい、
プロ野球の選手になりたいという
夢を持っている選手が多いのですが、
中学ともなれば、自分の実力もある程度わかり、
夢はプロ野球選手などと簡単に言えなくなっているようです。
「じゃあ、野球をやる目的は何だ?」
と聞いても、明確な返事が返ってきません。
みなさんが野球をやる目的とは何でしょうね。
私は25歳を過ぎても恥ずかしげもなく、
目標は野球選手と豪語しておりました。
周りは笑っていましたけどね。
でも私は本気でした。(笑)
野球をやる目的など明確でなくても、
楽しければいいという人もいますが、
高校に入ると狂ったようなきつい練習になります。
私だけかもしれませんが、
野球が楽しいと思ったことなど、ほとんどありません。
楽しいと思ったことが全くないわけではなく、
勝った瞬間、打った瞬間、良いプレーをした瞬間など、
瞬間的には楽しさや喜びを感じることもあります。
優勝して優勝旗を受け取り、
表彰式が終わってグランドがある合宿所に戻ります。
スクールバスから降りる時には
「よーし!練習用のユニフォームに着替えてグラウンドに出ろ!」と
容赦ない監督の声がします。
次の試合のために、直ぐに地獄のような練習が始まります。
地獄のようにきつくてつらい練習の野球なんて全く楽しくないですよ。
(※地獄にはまだ行ったことがないですが・・・・)
でも、勝った瞬間、打った瞬間の喜びのために、
その何百倍の苦しい時間を過ごすのです。
そのようなつらさも
野球をやらせてくれる両親、
一緒に頑張るチームの仲間、
いつも新聞やニュースをチェックし、
応援してくれている地元の友人たち、
そして、「プロ野球選手になる」という自分の夢
これらのことで気持ちが支えられ、耐えられるのです。
鳴り物入りで入学してきた良い選手も
自由のない合宿生活
つらくて厳しい練習
野球部内の厳しい上下関係
などで耐えられなくなって辞めていく選手も多数います。
この世界は
「ずば抜けた実力があっても、精神的に強くなければ生き残れない」
逆に
「実力がなくても精神的に強ければ、生き残ることが出来る」
だと思います。
精神的な強さというのは計るものや単位もありません。
つらい環境でもそれに負けず耐え抜き、やり遂げるためには
心の底から強く求める
「自分の夢や目標」
が必要だと思います。
まずは
「自分はこの先どうなりたいのか」
ということを明確に持つ必要があります。
これが明確になることにより、
「どうなりたいか」(長期目標)から
未来を組み立てていきます。
・この学校に進む必要がある。(中期目標)
・その学校に入るためにはもっと成績を上げなければいけない(行動目標)
・成績を上げるために1日3時間勉強する(行動計画)
・チームではレギュラーになって主力選手になる(短期目標)
・主力選手になるには打力を上げる(短期目標)
・打力を上げるには1日1000回の素振りを毎日やる(行動計画)
というような、
短期目標や行動計画などが思いつきます。
これらを日々のスケジュールに入れ、行動していきます。
「野球が上手くなりたい」
というのは目標のようですが、具体性がありません。
「上手くなる」というのは、
これが出来たら「上手いグループ」
これが出来なければ「下手グループ」
などという基準がありません。
なので「野球が上手くなりたい」という漠然とした目標でなく
「どうして野球が上手くなりたいのか」
ということを掘り下げて考える必要があります。
「野球が上手くなりたい」理由には
・プロ野球選手になりたい
・甲子園に行って全国制覇したい
・チームで活躍してヒーローになりたい
・野球が上手いと女の子にモテるから
など、いろいろあります。
これらの理由があると、どのレベルまで上手くなれば
良いかというゴールが見えます。
そのゴールにたどり着くためには
何をしなければいけないか、
自分には何が足りないのか
などを考えて行動計画を立てれば良いのです。
これは野球だけでなく人生にも必要なことですね。
野球選手のみなさんは
「将来自分はどうなりたいか」
これを明確にして下さい。
保護者の方は、お子さんに
「将来何になりたいの?何がしたいの?」
と聞いてあげて下さい。
例えば
「プロ野球選手になりたい」
とお子さんが言うのであれば、
ただ「勉強しなさい!」
と言うだけででなく
「プロ野球選手になりたいなら勉強しなさい!」
と言うと、
「プロ野球選手になるために勉強が必要」と、
勉強する目的が明確になります。
お子さん本人が心の底から
「プロ野球選手になりたい」
と思うのであれば、行動に繋がるはずだと思います。
そして、ことあるごとに
「プロ野球選手になりたいなら・・・・」
と言い続けることで、お子さんの目標を
常に意識させる事になります。
スクールの選手たちには
将来何になりたい?
何がしたい?
と聞いたら、その瞬間に答えられるようになって
もらいたいと思っています。
そんな仕組みを現在制作中です。
楽しみにしていてください。
あなたもいっしょに野球をしませんか。
Nagoya23バッティングスクール Count23
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