昨日はキャッチャーの個人指導のブログを書きました。
毎週月曜日にJくんの個人指導をしているのですが、その白熱した
キャッチャーの個人練習中に、次のバッティングのグループ練習
に来るTくんがいます。
Tくんはバッティング練習でスクールに入会したのですが、チームでは
ピッチャーをやりたくてもスピードは1番だが、コントロールが悪いので
一塁手としてしか試合に出してもらえないという悩みがありました。
Jくんとの個人指導を見ていたTくんは、お母さんにピッチャー
の個人指導をやりたいと頼んだようで、Tくんの個人指導も始まりました。
ピッチャーの個人指導をするならキャッチャーが必要なので、
Jくんのお母さんに了解を取り、JくんとTくんのバッテリーで
指導することになり、もはや個人指導ではなくなりましたが・・・
Tくんは5年生で体格も良く、左利きでしなやか腕の振りをしています。
Tくんのピッチング時の胸の張り、腕のしなりは私の高校時代の先輩である
優勝請負人と言われて西武、ダイエー、巨人、横浜を渡り歩いた工藤さん
のようです。
これを本人に言うと調子に乗るので言っていませんが・・・・
この前、元愛工大名電高校野球部監督の
中村監督野球教室でピッチング指導を受けたとき、
中村監督も同じように
「工藤を小さくしたみたいだな・・・」
「おい、この子いいぞ・・・」
という感想を言っていました。
Tくんはいつもニコニコして愛嬌がある子で大変かわいいです。
中村監督に指導してもらっていたとき、アドバイスを受けても緊張からか
返事ができず、中村監督に
「おい、お前のようなのをこっくりさんと言うんだ!!」
「言われてもコックリ、コックリとうなずくだけで返事もできない。」
「そんなのは野球選手じゃないぞ!」
と言われていました。
その日からTくんはコックリさんになりました。
Tくんのピッチングフォームは、小学生ではしょうがないと思うのですが、
下半身の粘りが無く、足を上げてそのままステップしていく流れです。
それを言葉で伝えても、そもそも「下半身の粘り」なんて言葉は
Tくん本人にも全く理解ができません。
そこでフォーム分析システムでTくんのピッチングフォームを撮影し、
ドラゴンズの山本昌のフォームと比較してみました。
画面を2分割し、右画面が山本昌、左画面がTくん。
山本昌とTくんのボールをリリースするタイミングを合わせて映像を
再生すると、足を上げてリリースするまでの球を持っている時間
がTくんが圧倒的に短いのと、リリースポイントが高いことがわかります。
これらのことを口で伝えようとすると小学生では理解できないですが、
一つの画面で比較することにより、小学生でもどこを直したらいいか
こちらが言わなくても自ら指摘します。
Tくんにも課題とそれを修正する練習方法を与えました。
来週はどのように変化してくるか楽しみです。
4月4日にオープンする名北教室ではピッチャーマウンドも作り、
少年野球から社会人まで対応の距離があるので
本格的なビッチング練習ができます。
軟式の少年野球やリトル、ボーイズ(小)では変化球の指導はできませんが、
工藤さんがプロで三振の山を築いた縦に大きく割れるカーブを
身に付けた練習方法と練習道具が名北教室にあります。
それ以上に、工藤投手やイチローを育てた元愛工大名電高校野球部監督の
中村監督も指導に来て下さいます。
中・高生の選手にはこれらの道具と練習方法で変化球も交えた
ピッチング指導をしていきたいと思っています。
名北教室がオープンしたらJ&Tのバッテリー指導です。
このバッテリーを中心に野球チームを作りたくなってきました。
Jくんがキャッチャーで4番になり、次はTくんがチームの
エースになる番です。
このような楽しみがあるので、野球指導はやめられません。
あなたもいっしょに野球をしませんか?
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