【ディス注意】ミルトンモデルは言葉をあいまいにすること?はぁ… | カウンセリング技術・超絶革新!使えない心理学を使えるようにするブログ

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ミルトンモデルとは、

1970年代に活躍した催眠療法家の

ミルトン・エリクソン

言語パターンを分析し、

パターン化したもので…


よくあるミルトンモデルの説明。


また歴史の話からかよ!


そんな説明からはじめる人は

圧力鍋の説明をするのにも

「1930年代に…」からはじめるのか?


ミルトンモデルができた経緯は

「ミルトンモデル 歴史」で

ググる案件であって、

最初に説明するようなことでもあるまいに。


使えるように説明してくれなければ

使えるようにはなりませんぜ。



次によく説明されるのが

ミルトンモデルとは

言葉をあいまいにするということ。


だが、ただあいまいにすれば

ミルトンモデルになるわけじゃないよ。


あいまいにするにも目的があるんだが

それを的確に説明しているサイトは

私の調査能力が足りないせいか

書いてありませんでした。


きっとミルトンモデルを使って

わざとあいまいにしたのでしょう。



さらによく言われるのが

ミルトンモデルを使うと催眠に入る


そんな説明をする人はたぶん

まれでしょうけど

もしその人がミルトンモデルで催眠を

やったとしたら、睡眠に入れてしまう

可能性が高いと思われます。



それから、ミルトンは言葉だけで

相手の問題を解決に導いた、という説明。


そういう説明をする人はおそらく

タイムトリップができる能力を持っているか

過去に遡ることができるタイムマシンを

隠し持っていることが考えられます。


ただ、言葉「だけ」ではなく

ミルトンは観察力非言語力

凄まじかったという逸話は有名なんですがね…


いや、きっとそれは後世の人たちが

ミルトンの偉大さを誇張するために

勝手に言ってることなんでしょう。


だって、言葉「だけ」って断言してるんだから

実際に見てきたに違いない。


英語にも堪能なはずだ。



ふぅ…

今回もたくさんディスったぞ~



さて。


ミルトンモデルの説明をする前に

押さえておきたいこと。


それは、

メタモデルのところでも書きましたが…


NLPのすべてのスキルの目的は

良い方向に向かえるようにすること。


自分に使うなら自分が良くなるように。


コミュニケーションで使うなら

自分と相手が良くなるように。


カウンセリングで使うなら

相手が良くなるように。



ミルトンモデルもまさにそれ。


それを踏まえた上で

少し具体的にすると…



ミルトンモデルの目的は二つあって、


一つは、

言葉を使って相手からYESをとること


もう一つは、言葉を使って

相手の心をより望ましい方向へ

変化させること


YESをとるということにもつながりますが

相手の意識の抵抗を封じて

無意識にタイレクトに影響を与える

言語パターンなのです。


NLPのほとんどのスキルは

自分にも使うのですが、

ミルトンモデルは人に使います。



で…


ミルトンモデルの説明でよく言われる

わざと言葉をあいまいにすることの目的は

そうした方がYESをとりやすいから


例えば、

「楽器弾いたこと、あるよね」

「ギター弾いたこと、あるよね」

では、

前者の方が「うん」と

言ってもらえる確率が高いですね。


ギターより楽器の方があいまい表現

ですから。



あいまいにする、といっても

必要な情報が削除されたら

何を言っているのか

わけが分からなくなります。


ですので、

ただあいまいにするのではなく

巧妙にあいまいにするのが肝要。



なんでそんなYESをとる必要が

あるのかというと、

人は3回以上のYESを言うと

(YESだと思うと)

次の言葉にもYESと言ってしまう

習性があるからです。


ということは、

こちらの提案が通りやすくなる

ということ。



ミルトン・エリクソンは

「現代催眠の父」と呼ばれるくらいの

催眠療法家だったわけですが、

現在のNLPでは創始者である

リチャード・バンドラーによって

ミルトンモデルは発展し続けています


催眠だけに使われるわけでは

ありません。


が、ミルトンモデルを活用することで

トランスには入れやすくなります。


催眠とトランスの違いについては

ここでは割愛。



しかも、ミルトンは言葉「だけ」でなく

鋭い観察力で相手にとって

必要なリソースを洞察し、

伝説的な非言語力で相手を

催眠に入れていたといいます。


ミルトンモデルを使えば催眠に

入れられるわけではありません。


洞察も非言語も大切



ミルトンモデルの具体的な

言語パターンについては

ぜひアップデートしている

NLPトレーナーから学んでいただきたく

思います。


できれば、私のところに笑



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ミルトンモデルの要素も入った

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