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シオの寝床をとうとう見つけ一安心していた我々ですが
シオを無事保護しないことには終わりません。
私たちは縁の下のシオが出入りする場所にトラップを設置しました。
このトラップの紐を自動で引けるようにしたんです。
新たに非常時用のバッテリーを購入し、それに見守りカメラとミニハブを繋ぎました。
そしてついにその日が来ました。
主人が入浴中に大声をあげたんです。
てっきり足がつったのかと思って慌てて浴室に行くと、
スマホを私に向けて
「シオがきた!!!」と。
髪も乾かさず、秒で家を出ました。
後部座席に座る私はTさんに連絡し、すぐに寝床に向かうよう依頼しました。
車の中ではリアルタイムでトラップに入るか入らないかのシオを見ながら
Tさんの到着を今か今かと待ちました。
シオはTさん到着前にトラップにかかりました。
あとは保護するだけです。
私はカメラ越しに「シオ、シオ」と呼びかけることしかできませんでした。
Tさん早く!
家を出て10分くらいでしょうか。
シオがトラップで暴れた勢いでカメラを倒してしまった為
私たちは途切れ途切れの音声を聞きながら現場に向かうしかありません。
主人がこれでもかというスピードで車を走らせるので
事故に遭うんじゃないかとかなり恐怖を感じました。
そして寝床に到着したTさんから連絡がありました。
「逃げられた」と...
みんなで呆然としました。
車のスピードが少し落ちて、そうだよね、もう急ぐ必要はないもんねと思いました。
「いえに、戻る?」と主人に聞きましたが
主人は「現場をこの目で見たい。どうやってシオが逃げたのか、何が悪かったのかを確認して次に繋げたい」と言い、22時過ぎに現場に到着しました。
現場検証をして
散らばったフードとトラップを片付け、
再度フードを普段の餌場に置き、私たちは帰宅しました。
次こそはシオを捕まえる!
主人はそう言って、餌場にシオが現れるサイクルで捕獲に行きました。
しかし何時間粘ってもシオは姿を現すことはありませんでした...。
でも主人が行かない日は餌場に来る。
行くと来ない。
その繰り返しだったので、最初に依頼した名探偵キャッツさんに
「猫の捕獲」プランで依頼し、交代で1週間餌場に張り付きました。
結果、シオは来ませんでした。
(金ドブの上、睡眠不足で体調不良でした)
しかし得られた事もありました。
それは、シオは人の気配がすると警戒して姿を現さないんだという確信でした。
私たちが次にした事は、人がいなくても捕まえられるトラップを作ることでした。
新しいトラップ作りに試行錯誤している間
シオが消えた方向に少しずつ暗視カメラを移動していた成果が出ました。
なんと、シオの寝床が判明したのです!
(独居老人の縁の下でした)
嬉しくて!嬉しくて!嬉しくて!!
早速見守りカメラとカムフラージュした捕獲器を置いたり
暖を取れるようにと段ボールベッドを置いたりしました。
これで毎日シオが見れる。
カメラを通して名前を呼んで少しずつ慣れさせようと
家族で見守りカメラを見ながら食事をしたりしていました。
↓縁の下
↓縁の下から出て来たところ
そして2月、シオが脱走してから4ヶ月になろうとしていました。
完全室内飼いのシニアなシオは寒波が越せるのか、と
私たちの捕獲もより必死さを増していきました。
テレワ前夜と週末は、シオを捕獲しにいきました。
一度失敗すると警戒心が強くなってしまうので、慎重に行動しました。
2月上旬。
車内からカメラ越しにみた猫は確かにシオでした。
落ち着け落ち着け!と主人と言い合い
トラップに入った瞬間思い切り紐を引き、捕獲に成功しました!
主人が塀を乗り越え(家主に許可をもらっています)
トラップの上に布を被せて「シオ、シオ、大丈夫だよ」と落ち着かせています。
遅れて私が到着し、一緒に抑えました。
そして主人がボソッと言ったんです。
「シオじゃない」
え?
カメラでは完全にシオだったじゃん。
色も、フォルムも、シオだったじゃん...。
トラップで捕まえた猫はオレンジの長毛でした。
私たちは呆然としました。
無情にもその一部始終を暗視カメラは録画していました。