女人高野 室生寺 へ | cotsplaceのブログ

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2024年7月27日

 

奈良のドライブ旅で最初に立ち寄ったのが室生寺(むろうじ)です。

室生寺に一番近い民間駐車場に車を停めて、歩いて参拝に向かいます。

 

 

室生寺は、奈良県宇陀市室生にある真言宗室生寺派の大本山の寺院です。

 

 

宇陀川の支流室生川の北岸にある室生山の山麓から中腹に堂塔が散在しています。

 

 

室生川に架かる朱色の太鼓橋を渡り、室生寺の境内に向かいます。

 

 

清らかな流れの室生川です。

 

 

朱色の太鼓橋を渡ったら、室生寺の山門がありました。

 

 

「女人高野 室生寺」と書かれていますね。

室生寺は、女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣が許されていたことから「女人高野」の別名があります。

 

 

石碑の上部には、九目結紋(ここのつめゆいもん)という家紋が彫られています。

江戸時代の中期に、五代将軍・徳川綱吉の生母であった桂昌院の寄進により、室生寺の堂塔が修繕されたことによるものだとか。

 

 

「山門」は普段、通行できないよう封鎖されているため、太鼓橋を渡ったら右へ進み入山受付へ、

 

 

令和二年に日本遺産に認定されているようですね。

 

 

室生赤目青山国定公園の一部になっているようです。

 

 

それでは、入山料を納めて境内に入らせていただきます。

 

 

わが身をば 高野の山に 留むとも 心は室生に 有明の月

 

 

弘法大師の御詠歌が書かれていました。

 

 

カブの駅にも認定されていました、どなたかカブの愛好家がいらっしゃるようですね。

 

 

御利益めぐり -四寺巡礼だけの特別な巡礼衣-が飾られていました。
各寺院で巡礼衣に御朱印をされる方に巡礼衣をプレゼントしてもらえるそうです。
 

 

共通拝観券を使えばお得に回ることもできますね。

紫陽花を巡る旅で、岡寺と長谷寺は今年行ったばかりなので残念ですが利用しませんでした

 

 

仁王門が見えてきました、元禄時代に焼失して昭和40年(1965)11月に再建されたものだそうです。

 

 

門の仁王像も、昭和に再興されたものだそうです。
 

 

仁王像の色彩も、まだ色鮮やかな状態ですね。

 

 

 

 

「仁王門」をくぐると、左手に変わった形の池がありました。

 

 

蓮がびっしりと生えていて、池の畔に可愛らしいお地蔵さまがいらっしゃいます。

 

 

バン字池と書かれています。

 

 

この池は、その名の通り梵字の「バン」の形をしていて、大日如来を表しているそうです。

 

 

大日如来
あらゆる災厄苦難を除き、将来への道が明るく開けるよう、福徳と長寿を授けるといわれています

 

石段を登ったら、左手に「弥勒堂」が見えてきました。

 

 

「弥勒堂」は鎌倉時代の建築で、屋根はヒノキやサワラの木を薄く割って重ねた杮葺です。

内陣には「弥勒菩薩立像」や国宝「釈迦如来坐像」などが祀られています。

 

 

正面に見えるお堂は、国宝に指定されている「金堂」でした。

 

 

平安初期の山寺の仏堂としては日本唯一のもので、非常に貴重な建築物だそうです。

 

 
巨岩に彫られた10本腕の軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)です。
 
 
一般的には腕は8本ですが、この「軍荼利明王石仏」の腕は10本あります。
 
 
軍荼利明王は、密教において宝生如来の教輪転身とされており、さまざまな災いを取り除いてくれるそうです。
 
 
石段の上方には、国宝「五重塔」が緑の木立に囲まれ堂々と建っているのが見えました。
屋外にある木造五重塔としては、法隆寺塔に次ぎわが国で2番目に古い建造物だそうです。
 
 
近くによって国宝「五重塔」の全貌を見ると、あまりの小ささに驚きます。
室生寺の「五重塔」は高さ16.22mで、屋外に建つ五重塔では日本で最も小さいそうです。
その小ささから、「弘法大師一夜造りの塔」とも言われています。
 
 
室生寺の本堂である「潅頂堂(かんじょうどう)」です。
 
 
潅頂堂も国宝で、建立は鎌倉時代・延慶元年(1308)だそうです。
 
 
蠟燭と線香をお供えして参拝します。

 
「五重塔」の後ろには、さらに山上へと続く石段の道がありました。
「奥の院」へと続く参道です、奥の院へは700段の石段が続きます。
汗びっしょりなので、どうしようかと悩みましたが、せっかくなので行ってみることにしました。
 
その様子は、またあした。