「あなごめし うえの」の「あなごめし弁当」 | cotsplaceのブログ

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2024年1月25日

 

昨日も新幹線が30分遅れたし、今日も遅れが出ている模様です。

定刻に広島を出発して京都までは定刻に到着しますが、名古屋着は50分遅れらしい。

新幹線に乗車している時間が50分も長いのならば、駅でランチするのは止めにして、

車内で駅弁をゆっくり食べましょうね。

 

というわけで、広島駅で駅弁を物色しています。

広島と言ったら、牡蠣か穴子ですね。

 

 

あなごめし1500円にしようかと思いながら、他の店もチェックします。

 

えぇ~っ!! いつも「完売しました」の札しか見たことのない場所に、

あなごめし弁当が山積みしてありました。

それは・・・・・あの有名な「宮島口 駅弁のうえの」のあなごめし弁当です。

 

 

ひとつ 税込み2700円 です・・・・・・・た、高い!!

駅弁としては高いと思いますが、いつも買えないものがそこにある・・・・・・

知らぬ間に手が伸びていました。

 

 

レジのお姉さんに、

いつも「完売しました」の札しか見たことが無いけれど、今日はあったので買えました。

と言ったら、売れ行きにばらつきがあって、即完売する日もあれば、今日みたいに売れ行きが遅い日も偶にあるのだとか。

確かに、この日の新幹線は雪で遅れいますからね、旅行者も少なかったのでしょうね。

 

 

新幹線の車内です。

 

 

漁を終えた漁師たちが捕れたてのあなごを捌いて焼き上げた昔の事を思いながら・・・・・

 

 

レトロな駅弁の包み紙は大正初期のものを復刻したものだそうです。

 

 

パッケージには 名物あなごめし 宮嶋驛前上野他人吉 と書かれています。

上野他人吉とは何でしょうか。上野他人吉と書いて(うえの たにきち)と読みます。
 

 

明治時代中期、宮島で米の商いをしていた上野他人吉は、明治30年に山陽鉄道が開通すると、

宮島駅(現在の宮島口駅)が開業したのをきっかけに、明治34年に宮島口の駅前に茶店を開業します。

その茶店で「あなごめし」は誕生しました。

 

 

当時の宮島近海では穴子が沢山捕れ、地元料理として穴子どんぶりがありました。
上野他人吉は、この「穴子どんぶり」の白飯を、穴子のアラで炊き込んだ醤油味飯に工夫したのです。
その炊き込んだ飯の上に穴子をびっしりと敷き詰めた「あなごめし」を販売すると大評判となり、

開通したばかりの宮嶋駅の名物になったそうです。

 

 

さてと、ビールと一緒に頂きましょうか。

 

 

お弁当なので冷めてはいますが、とても香ばしくて美味しいです。

ご飯もびっしり入っていて、見た目以上のボリュームでした。

 

 

こちらは昭和初期の駅弁のデザインだそうです。

 

宮島口のお店でも、ほぼ同じ価格で「あなごどんぶり」が食べられるようです。

時間さえゆとりがあれば、冷たいお弁当ではなくて、

お店で温かい「あなごどんぶり」を食べるのもいいかもしれません。

 

 

でも、この「あなごめし」は冷めていても美味しかったです。

 

デパートの駅弁祭りでも、偶に「上野のあなごめし」が売られているみたいです。

人気なので、見つけたらすぐにゲットしないと売り切れてしまうようですよ。

 

なんだかんだ言いながら、超ゆったりと味わった「あなごめし」

お腹が満たされたら眠くなってしまいました。

 

いかん、いかん、ここで寝たら乗り過ごしてしまいます。

気が付いたら新横浜なんてことにならないように

重くなった瞼を閉じないように、ブログチェックでもしましょうかねぇ~