苗木城跡を歩こう 1/2 | cotsplaceのブログ

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岐阜県中津川市の市内を東西に貫流する木曽川の右岸にそびえる高森山に築かれていたのが苗木城です。

 

 

岩山の上にあり、敷地の確保が困難なため、建物の構築方法に懸造りが使われており、

自然の地形を有効に活かして築かれた山城でした。

 

 

今ではお城こそありませんが、城跡からは360度の大パノラマが広がり、

背景に恵那山、眼下には木曽川、そしてまち並みが見え、

『絶景!山城ベスト10』の第1位にも選ばれたことのある絶景スポットになっています。

 

 

苗木城に一番近い上の駐車場が満車だったので、中津川市苗木遠山史料館の駐車場に案内されました。

そこから苗木城跡を目指すことになりました。

 

 

苗木遠山史料館駐車場から苗木城跡へ進む道の右手に小さな鳥居が見えます。

高森神社と風穴の案内説明板が立っていました。

 


苗木城跡の西に位置する小高い山の頂上に、高森神社は鎮座しています。
ここから苗木城跡が見える絶景スポットらしいのですが・・・・・・

今回は苗木城跡へ行くのが目的なのでパスして先に進みます。

 

 

上の駐車場までやってきましたが、やはり満車です。

係りの人が出ていく車の数だけ下から車を引き入れているようでした。

 

 

苗木城の勝手の姿が書かれた絵のパネルがありました。

 

 

お城と言っても、いわゆる一般的に見る天守閣の姿ではありませんね。

お城というより砦と言った方が合うような気がします。

 

 

足軽長屋跡は。絶景ビューポイントになってます。

 

 

何が見られるのかというと・・・・・・苗木城の様子がここから見られます。

午前中は逆光なので全体が黒っぽくなってしまいました。

写真を撮るならば午後がいいと思います。

 

 

今日、苗木城跡へ来たきっかけには理由があるのです。

 

 

JR東海が主催するさわやかウォーキングのコースになっているのです。

そして、その開催日が11/5なのです。

 

 

当日は参加者が多いので、ゆっくりと見て回れないと思い、事前にフライイングで来たのです。

 

 

こんな注意書きもあるくらいですから、ウォーキングイベントで参加者が多いと十分注意が必要です。

もちろん、今回も注意して歩きましょうね。

 

 

あっ。ここに虫がいる!! 落ちると危ないから手を繋いでね。

 

 

こちらは、ボランティアガイドツアーの御一行様かな。

 

 

説明を聞きながらゆっくり回れるのはいいですね。

 

 

苗木城の特徴は巨岩を取り込んだ石垣にあります。

 

 

そして、ここは御朱印蔵跡と書かれてました。

ここに土蔵があったそうで、土台は石を四角く削った切込接の石垣で、隙間なく整然と積まれています。

 

 

蔵の中には、刀剣や宝物も入れられましたが、最も大切に納められていたのは朱印状でした。

朱印状というのは、将軍が10万石以下の大名などに発給する印判状のことです。

(10万石以上には花押を署記した判物状でした)

 

 

三の丸広場から大門を通ると前方に綿蔵門、左に御朱印蔵があり、右手に勘定所門がありました。

 

 

門は二階建てで、物置が付随していました。

二階が勘定所詰所で、領内の年貢米や金銀の出入りなど、苗木領1万石の出納はここで取り調べました。

 

 

千石井戸がありました。

苗木城内にあった井戸のうち、最も高所にある井戸ですが、どんな日照りでも水が涸れることがなかったそうです。

千人の用を足せるので、千石井戸と名付けられたようです。

 

 

苗木城がつくられたのは戦国時代で要害の地でありました。

ここに井戸があったからこそ、苗木城が戦で重要な役割を果たしたのだと思います。

 

 

ここが、武器蔵跡・具足蔵跡で現在は建物は無く礎石のみが残されています。

 

 

苗木城跡には大きな石や岩がたくさんあります。

 

 

それらをうまく活用して、苗木城としたのでしょうね。

 

 

誰が積んだのかわかりませんが、大きな石の上に三対の石摘みがありました。

 

 

この辺りからでも、大地の間を流れる木曽川を見ることが出来ました。

 

 

山側を見上げれば、山の頂上に作られた見晴台が望めます。

 

 

苗木城の作られた山頂まであと少しですね。

 

 

後編へ続く