熊野古道を歩く 旧木本トンネルを通り七里御浜海岸へ | cotsplaceのブログ

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2022年6月25日

 

鬼ヶ城東口のバス停から熊野市外方面へ進むのは、今日は二度目になります。

さっきは、松本峠まで熊野古道を楽しみました、今回は別ルートの旧トンネルを通りたいと思います。

 

 

国道42号線の国道鬼ヶ城トンネルは、人や軽車両は通行禁止になっています。

 

 

では、人はどうするのかというと、矢印に沿って熊野市駅方面に進みます。

 

 

松本峠越えをしなくても、木本トンネルを通れば楽に熊野市街地方面へ行けるのです。

 

 

国道42号線を歩道橋で渡ります。

 

 

そして、木本トンネルへ・・・・

鬼ヶ城歩道トンネルとも言いますが歩道だれじゃありません、車も通るので気を付けなければなりません。

 

 

でも、車は一方通行でした、人は一段高くなった歩道を通るので車と接触することが無く安心できます。

 

 

木本隧道は、標高135mの松本峠の直下にあるトンネルになります。

 

 

平成15年に土木学会選奨土木遺産に認定されています

尾鷲地方の煉瓦トンネル群の一つで、よく整えられたデザインの抗門を備えた、

大正期最長の道路用煉瓦トンネルだそうです。
 

 

熊野古道の難所のひとつであった松本峠に隧道を建設する計画は、大正13年に着工されます、

当時としてはとても立派な延長509m、有効高さ4.4m、有効幅員4.24mの木本隧道でした。

 

 

トンネル内は、ひんやりとしていて、気持ちよく歩くことが出来ました。

 

 

さっき峠道を通ったことと比較するととても快適です。

あっ、車が・・・・・稀に通ることもあるのですね。

 

 

熊野市街地側のトンネル入り口です、こちら側から車の侵入が可能でした。

 

 

熊野古道じゃありませんが、木本隧道をトコトコ歩くのもなかなか良い体験でした。

 

 

トンネル出口は切通しみたいになっていて・・・・

 

 

両脇壁から大量の湧水が流れ出していました。

トンネルが涼しい理由はこれだったのですね。

 

 

海抜21.7mの表示もありました、地震が来たら松本峠に駆け込まなくっちゃ。

 

 

このあたりから民家が密集してきます。

 

 

松本峠から降りてきた熊野古道に合流です。

津波避難場所はやっぱり100m先の松本峠なのですね。

 

 

ここから花の巌まで、街並みの中を通る熊野古道を楽しみたいと思います。

 

 

概略はこの地図を参考にさせてもらって進みます。

 

 

笛吹橋がありました、笛吹橋にも伝説のお話が・・・・

 

 

昔々、この地域を荒らしていた鬼が、熊野灘に迫り出す荒々しい岩場を隠れ住処にしていました。
人はそこを「鬼の岩屋」(鬼ヶ城)と呼び、大変恐れていました。

 

 

鬼退治の命を受けた坂上田村麻呂が見事にこの鬼を退治したとき、

勝利を祝って笛を吹き太鼓を叩いて渡ったといわれる橋が「笛吹橋」なのです。

 

 

昔ながらの生活感が残る街並みを進みます。

街には楽しそうな六法行列の写真も飾られていました、

 


毎年十月第二日曜日の木本神社例大祭では、祭りの中心である暴れ神輿に付き添う形で六方行列が進みます。
 

 

顔に勇ましい隈取りの化粧を施した木本町親地町の子供達が勇ましく六方を振るそうです。

 

 

六方行列は、元和5年に徳川親藩として紀州に入国した徳川頼宣公を迎え、

本藩公領地となった住民がその喜びの心を表して始められたそうなのです。

 

 

名前に魅かれた「しあわせうお」、残念ながら干物屋さんはお休みでした

 

 

海の近くまでやってきましたので、七里御浜海岸を覗いていきましょう。

 

 

右が獅子岩方面、左が鬼ヶ城方面になります。

 

 

前方には熊野灘が広がっています。

七里御浜は、熊野市から紀宝町まで続く日本一長い砂礫海岸です。
全長約22kmにわたって続く美しい景観が素晴らしいです。
 

 

泳ぎたくなりますが遊泳禁止エリアです
遠浅ではありませんし、引波の力が強くて沖へ流されてしまうのだとか
 

 

熊野古道に戻りましょう、古道沿いに旧街道のような家並みが続きます。

 

 

立派な蔵のような家もありますね。

 

 

街にある銭湯もいいですね~

 

 

ここの家にも写真が貼られています。

 

 

木本神社大祭の獅子舞奉納の写真でした。

 

 

おっと、あまり見かけないお店があります。

文字が一部取れていますが「門銃砲火薬店」だと推定します。

 

 

熊野古道には、こんな道標があって迷わずに通行できますが・・・・

 

 

この道標だけは見落としそうでした。 あぶないあぶない!!

 

 

またもや七里御浜海岸に出てきました、ここから国道沿いを進むようですが・・・・・

 

 

折角の機会なので、七里御浜海岸を歩いて獅子岩を下から見てみたいです。

 

 

うわっ!!熱風が・・・・・海岸の石が熱せられていて風がメッチャ暑く感じるのです。

 

 

こんな小石が敷き詰められた海岸は、歩きにくいし暑いし・・・・・・

 

 

引き返したくなりましたが、我慢して進みます。

 

 

飲み物を持っていて良かったです、無かったら倒れてしまいそう!!

 

 

獅子岩まであと少し・・・・・・頑張んべ~

 

 

つづく