2021年3月26日
少し前に桜井駅から天理駅へ散策した時の記事になります。
名古屋から朝一番の急行電車を乗り継いで桜井駅で下車しました。
この日は、近鉄ハイキングの「山の辺の道コース」を歩きます。
奈良県にある近鉄の桜井駅で「てくてくまっぷ」を貰い、ウォーキングのスタートです。
桜井駅から大神神社を経て、長岳寺、石上神宮、天理駅までの16kmのコースです。
とても長い距離ですが大丈夫でしょうか、少しだけ心配しています。
桜井駅をスタートしてすぐ、粟原川(おおばらがわ)の川沿いに桜が咲いていました。
三部~五部咲きくらいでしょうか、まだまだ蕾もありますね。
山の辺の道は歴史街道とも呼ばれているようで、案内標識がしっかりしていて安心ですね。
いろんな形の標識が私たちを案内してくれてます。
JR万葉まほろば線(桜井線)の踏切を超えましょう。
小さな川の欄干に、モラルの呼びかけが・・・・
横には、ゴミ、ダメ・・・・・
このあたりはレンガで色付けしてあって、道がよくわかります。
三輪素麵の工場がありました。
お土産に買って帰りたいけれど・・・・・
朝早いので、直売所はまだやってないですね~
昼食に美味しい三輪素麺を食べるのもアリですね。
大和川までやってきました。
対岸は、桜並木になってますね。
コースマップによると、その中を歩くようになってました。
至る所に万葉歌碑が置かれてます、時間があれば万葉歌碑を巡るのも楽しいですよ。
こもりくの 泊瀬の山 青旗の 忍坂の山は
走り出の 宜しき山の 出で立ちの くはしき山ぞ
あたらしき 山の 荒れまく惜しも
泊瀬の山、忍坂の山は横たわる姿が素晴らしい山、そびえ立つ姿も隅々まで心惹かれる山だ。
失うことなど考えられないその山の荒れてゆくのが惜しい。
桜井駅から1.5km程歩いてきたようですが・・・・・誰もいませんね~。
ここの桜は、見事なまでに満開になっています。
曇り空なので写真写りが悪いのが残念ですが、ウォーキングにはこの方が歩きやすいですね。
人のいない桜並木に、提灯だけが寂しく連なってました。
案内板で山の辺の道のルートを確認します。
山の辺の道は、桜井~天理~奈良まで続く道なのですね。
この先、金屋の石仏を目指して歩きましょう。
しきしまの大和の解説も書かれています。
歌碑を見ながら歩いていて・・・・・・曲がり角を見失ってしまいました。
どうやら気が付かずに通り過ぎてしまったようですね、
少し戻って、茶色の防災小屋の所を折れていきます。
「山の辺の道」とは・・・・
『古事記』や『日本書紀』にも「山の辺の道」と記されている古い道になります。
本来は、桜井と奈良を結ぶ盆地東辺の道として、縄文時代や弥生時代から利用されていた道のようですが、
纒向に誕生した大和王権によって道としての重要性が増し「山の辺の道」と呼ばれるようになったそうです。
古代の細かいルートは不明だそうですが、春日断層崖から西に延びる丘陵の裾を南北に延びる道を指してます。
現在は、奈良市から桜井市までのルートが山の辺の道として整備されています。