2016年9月24日、覚王山日泰寺にやってきました。
日泰寺は、日本唯一の超宗派の寺院だそうです。
タイ王国から寄贈された 真舎利(釈迦の遺骨)を安置するために創建されたようです。
「覚王」とは、釈迦の別名で、「日泰」とは、日本とタイ王国を表しています。
大きな山門が見えてきました。 意外と綺麗ですね~。
それもそのはず・・・・鉄筋コンクリート製でした。
山門両脇の二体の像は、高さ4.5mの楠一木造りだそうです。
日本のお寺によくあるような「阿吽の仁王像」じゃありませんね。
向かって右側には「阿難尊者」
(釈尊の弟子で晩年侍者として仕えて最後を看取っりました)
左側には「迦葉尊者」
(仏弟子の最長老で釈尊滅後の仏教教団を率いて二祖となりました)
山門から、本堂と五重塔を望みます。
本堂も、木造ではなくて、鉄筋コンクリート製でした。
どの宗派にも属していない日本で唯一の超宗派の寺院のため、
各宗派(現在19宗派が参加)の管長が、三年交代で住職を務めているようです。
なので住職は宗派の違うお経を上げることもあるらしいです。
本尊はタイ国の国王「チュラロンコン陛下」より頂戴した、タイ国宝であった「金銅釈迦如来像」が祀られています。
正面に「プミポン陛下」直筆の勅額一面が掲げられており、タイ文字で 「釈迦牟尼仏」と記され、両側にはプミポン、チュラロンコン両帝の御紋章が輝いています。
タイの国旗と、その先に見える銅像は、
日タイ修好百周年記念として建てられた、タイ国「チュラロンコン国王」の立像です。
黄色のレイをかけられた小象が可愛いですね。
雨は、ますます激しくなってきました。
ここで雨宿りしていても、止む気配がありません。
仕方がないので、相合傘で別荘の揚輝荘へ向かいましょう。
揚輝荘は、松坂屋の初代社長によって構築された別荘で、公開されているものです。
施設のデータ
施設名 覚王山日泰寺 (かくおうざん にったいじ)←ホームページ
所在地 愛知県名古屋市千種区法王町1-1←地図
山号 覚王山
宗派 超宗派
本尊 釈迦金銅仏
創建年 明治37年(1904年)
札所等 大名古屋十二支 恵当寺 寅年本尊札所
文化財 鳳凰台(名古屋市指定)