香港の建築現場の足場は凄いぞ!! | cotsplaceのブログ

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香港の珍しい話として「ビルを建てるとき、足場が竹でできている」というのがあります。

 

私は、普通の5階建てビル程度の話だと思っていましたが・・・・・

 

 

現地で確認してみたら、高層ビルでも竹なんですよ。

というか、鉄の足場なんて香港で見たことが無いんです。

 

 

香港ではほとんど地震がないから、竹で組んだ足場で大丈夫らしいとか・・・・

 

 

高い塔でも竹を組んでいくんですよね~

 

 

建物のまわりを竹が網のようにぐるりと取り囲んでいます。

 

 

何とも素晴らしい足場の技術ですが、専門の職業訓練校があるらしいのです。

竹の足場(竹柵・ジョンパン)を組める職人になるには、国が定める一定のコースを履修して資格を得なくてはならないそうです。

 

 

足場に竹を使う理由は・・・・

1.「安いから」

 同じ長さの竹と鉄パイプでは、値段が5倍以上も違うそうです。

 中国から長くて質の良い竹材を安価に入手できるのです。

2.「軽いから」

 竹は軽いので、運ぶのも組み立ても解体もラクなんですね・

3.「錆びない」

 高温多湿な香港では鉄が錆びやすいが竹は錆びないですよね。

 それに夏場に足場が熱くならないのもメリットだそうです。

4.「狭くても足場が組める」

 壁から60センチの空間があれば竹の足場を組み立げることが可能だそうです、鉄パイプの足場では無理ですよね。

 

足場を組む時間をセーブでき、柔軟性もあるため、安全性も実は高いそうなんです。

 

 

でも、竹って弱いんじゃないの・・・・・・

と思って、竹の断面を見てみたら・・・・・

あれれ~、肉厚ですね~、こりゃ丈夫そうだわ。