健康よりも可愛さ❓ | KSALANPSALAN ポメラニアンブリーダー

KSALANPSALAN ポメラニアンブリーダー

大阪市の一般家庭で
年に少数の出産がある程度の
ホビーブリーダーです
今まで学んだ経験と知識を活かして
犬や猫に関する情報なども発信していければと思っています

そろそろ春ですね🌸


ポメラニアン多頭飼いの我が家でも

春はお散歩日和も多く

みんな生き生きしています


が、この後の梅雨、夏はどうも・・・💦


心配な湿度と暑さと

私の苦手なあの黒い虫


あぁ、このままずっと春がいいなと

つくづく思うおばさんです


プリッツ4歳


前置きはさておき

本題です


私はブリーダーしているので

ブリーダーとお客様を繋ぐ

マッチングサイトにも登録しています


サイトによっても

掲載や手数料が無料だったり

有料だったりと

色々なシステムがありますが


あるサイトでは

登録ブリーダー個別でのお問い合わせや

登録ブリーダー全体へ一斉に


お客様が

ポメラニアンを探されています、と

お客様の希望や希望価格とともに

メッセージが届く事があります



多いお問い合わせは


たぬき顔の

小ぶりなポメラニアン


価格帯もかなり低価格での

ご希望が多いです




確かに、ワンコはお鼻が短いと

とっても可愛らしく見えます


鼻ぺちゃのFENDIくん


片手でヒョイと抱けるような

1kg前半位までの

ワンちゃんもとても可愛いと思います


1.5kg前後のミクちゃん



ですが

鼻ぺちゃの子や、極小の子は

可愛いだけではなく

様々なリスクが潜んで居ることを

理解し覚悟した上で

迎える必要があります


何の知識も経験もなく

普通の犬と同じような気持ちで

ただ可愛いからとお迎えし


適切な飼育が出来ず

命を落としてしまうケースも

数多くあります


脳の障害、骨の障害、内臓の疾患も

健康的な体格の子達に比べ

罹患率は、はるかに多くなります


暑さや寒さ、窒息、骨折など

注意する事も多くあります


時々、超極小のワンちゃんを

ドックランやドックカフェ

イベントなどで連れ歩いて居られる方を

お見かけしますが


可哀想に・・・。

そのうち、脳の疾患や

内臓機能の疾患などを

発症しちゃうんじゃないかと

ヒヤヒヤします



私ならまず、極小鼻ぺちゃの子が

低価格で販売されていれば

完全に何かあるなと察します💦


かと言って

高額で血統も良い子でも

何があるかはわかりません。


極小、鼻ぺちゃな子を

ブリーダーやショップから連れ帰り


1ヶ月もしない間に

重篤な疾患を患ったり

最悪亡くなってしまうケースもありますが


多分、余程の先天性疾患や

感染症だと証明出来ない限り

補償は難しいのではないかと思います


お引渡しの時点での

健康診断で何も無い限り


たとえその子が

短命な命の子であったとしても


飼い主様の飼育方法や

管理もわからないので


もうそれは全て

その子を選んで連れて帰った

飼い主様の責任という事になります


高額な子であっても同じです

命に補償はありません



色んな疾患を患う可能性も高く

リスクも多い子なので


医療費や環境、飼育方法にも

余裕がなければ

迎えるべきでもありません


短命である事にも

覚悟が必要です



後になって

疾患が出た、短命だったと

ショップやブリーダーを批判する前に


迎える側がもっと知識を付け

しっかり選び

覚悟を決めてお迎えするのが

命を迎えるということです


極小、鼻ぺちゃの子を

お迎えするのなら


24時間365日

そばに居ることができるようにし


生態に対しての知識を

しっかり身につけて下さい



可愛いからと見せびらかしたくて

連れ歩いて

疲れさせて、病気になって亡くなったら


完全にそれは虐待です

苦しいよ、しんどいよ、辛いよと

亡くなったんです


人間の都合や見栄の前に

しっかり目の前の子の気持ちを

汲み取って下さい


ハァハァしてるのは

笑ってるんじゃありません

喜んでるんでもありません

呼吸が荒くなってるんです


よく寝てる〜。

疲れきってるんです。


ドッグランへ行っても遊ばない

行きたくないんです


あなたがしたい事と

ワンコがしたい事は違います


あなたがさせたい事と

わんこの喜びは違います


少しだけ

わんこの立場になって

考える余裕を持って


大切な命をお迎え下さいね🍀