KSALANPSALAN ポメラニアンブリーダー

KSALANPSALAN ポメラニアンブリーダー

大阪市の一般家庭で
年に少数の出産がある程度の
ホビーブリーダーです
今まで学んだ経験と知識を活かして
犬や猫に関する情報なども発信していければと思っています
https://www.instagram.com/ksalanpsalan__pomeranian?igsh=MXhlanZ1NDN3Z3p6YQ==

暑い夏ではありますが

毎日愛しいポメ達と過ごしながら

日々幸せを噛み締めている今日この頃



先日遊びに来てくれた

ポムくんわたりんと

ポポママ、ノンノママ、ハウルパパ




そんな中でも、SNSをしていると

楽しいことばかりではなく

国内外の悲しいニュースが飛び込んできて

胸が締め付けられ考えさせられます


今回は現役のホビーブリーダーとして

現場のリアルな視点から

少し綴りたいと思います



知っていますか?

動物愛護管理法という法律


簡単に説明すると


動物愛護管理法とは

命ある動物を大切にし(愛護)

人に迷惑をかけないよう適切に飼う(管理)

ための日本の法律で


飼い主の責任だけではなく

ブリーダーやペットショップなどの

事業者へのルールも細かく定められています


動物虐待 ネグレクトは犯罪

暴力だけではなく

食事を与えない放置(ネグレクト)や

捨てる行為(遺棄)も罰則の対象


みだりな殺傷

5年以下の懲役、または500万以下の罰金


虐待、ネグレクト、遺棄

1年以下の懲役、または100万円以下の罰金



法律が定められているにもかかわらず

次々と起こる

動物たちを苦しめる現実が

後を経ちません


そこには

実際の法律がどこまで

適用されているのかも問題です



実際の判決と現実の課題

法定刑の上限

懲役5年、罰金500万円は高く設定されていますが

実際の裁判では

以下のような判決になるケースが大半です


刑罰の相場

懲役1年から2年6ヶ月程度

(初犯の場合は多くが執行猶予付き)


罰金刑の相場

10万円から50万円程度


初犯では即実刑になるケースが極めて少なく

法定上限まで適用されない



大量に動物を虐殺しても

飼い犬を飼い殺ししても

結局、執行猶予付き判決の上に

50万円以下の罰金で済んでいるのが現実です




業者への法規制の抜粋です


悪質な業者を防ぐ

(数値規制)や(8週齢規制)


ブリーダーやペットショップに対しては

悪質な飼育環境を防ぐため

以下のような厳格な基準が設けられています


数値規制

ケージの広さや

スタッフ1人あたりの飼育上限頭数の指定


8週齢規制

生後56日を経過していない幼齢な犬猫の引渡し禁止

マイクロチップ装着の義務化



私はホビーブリーダーなので。この法令に関しては

ある意味、言われるまでもなく

当たり前の事だと思っていますが


ブリーダーだから耳に入ってしまう現実の闇は深く

法律は抜け道だらけの穴だらけのゆるゆるです


警察が介入できる証拠でも無い限り

愛護法では

現場視察も強行ではなく任意

日時を決めての訪問

現状を把握したとしても

注意勧告止まりです


未だに目にする

ブリーダー崩壊現場の状態に

えっ❓法律で定められてるんじゃないの

と、思われる方も多いのではないでしょうか


そういったブリーダーに関わる業者さんたちは

日頃から目にしているようですが

取引先ですから酷い現実を知っていても

通報などはできない


そこだって、知っていて見過ごす事は

人間なら法律違反です


獣医や関連業者にだって

動物と関わる責任はあるはずです



動物を、命を

金銭で売買するな‼️と

よく耳に、目にします


ですが、その裏の現実が

動物の殺傷や虐待にも繋がるのでは……。


安易に動物を飼育しなければ

不幸な子達を少なくできます


安いから、無料だからと

命を簡単に手に入れてしまう事は

本当は恐ろしい事だと思っています


いつものたとえ話ですが


1万円で買った時計と

50万円で買った時計


どちらに手をかけますか?

どちらを長く持ちたいですか?


人の心理です


無料で譲ってもらった犬猫

50万円で買った犬猫


そこにも人間の心理は

必ず働いてしまいます


(※)もちろん無料で譲り受けても

大切に飼育される方の方が多いです



ただ、殺傷、虐待、遺棄で

考えるとどうでしょう



私がブリーダーだからではなく

ブリーダーが儲けるためでも

ペットショップが儲けるためでもなく


命の価格はそれなりに

あった方が良いと私は思っています


純血種でも純血種でなくても

引退犬猫でも、保護犬猫でも同じです


保護団体さんが譲渡の際に行っている

ペットフードの契約や保険の縛り契約は

幸せの約束をする契約だと考えれば

とても良い案だと思います


ブリーダーや業者の愛護法に

マイクロチップの装着義務がありますが

狂犬病予防接種と飼い主不明の場合にしか

活用できていないのが、とても勿体ないです


飼育犬猫のマイクロチップとの結びつけを徹底
する為に私が思うこと

*獣医はマイクロチップと結び付けてカルテを作成
*ブリーダーはマイクロチップと結び付けて
   愛護センターへ繁殖に伴う個体を登録
*産まれた子のマイクロチップも登録
*毎年の健康診断書も
   マイクロチップに結び付けて行政へ提出
*妊娠個体は妊娠中に必ず頭数確認が必須
*販売個体の健康診断も必須
   (必要な医療は現所有者の元で受けさせる事が必須)
*引退犬においても毎年の健康診断必須
   (その上で必要な医療を受けさせることも必須)
*譲渡先を明らかにする事
*譲渡前には必ず健康診断をする事
   疾患個体を放棄するのだって立派に遺棄です‼️
   譲渡先を明らかにしない場合は
   毎年の健康診断必須が続く……で良いんです。

*死亡した場合は
   死亡する前の診断書や
   死亡時のマイクロチップ番号を確認できる写真の提出
   治療実績の提出などを義務化すれば
   所有者責任は今よりも厳格になります


愛護法で定めていても
実際に、その個体を確認もしない
だからあんなにボロボロの繁殖犬が居たり
ネグレクトを受けている子が居るんです

健康診断必須にすれば
きっと獣医は見ただけで
その子がどんな扱いを受けているか
判断出来るはずです

通報により飼育権利の剥奪及び
終生飼育に関わる費用の捻出
罰則罰金を厳しくして欲しいです



なぜ現所有者の元で医療が必要なのか

診断を受けた所有者が医療を受けさせることが

必須になれば

疾患があるからという理由

保護団体へ丸投げ

次の飼い主に丸投げできなくなります


そうなれば、ブリーダーや業者、飼い主も

医療費の負担が増えるので

安易に増やしすぎることが少なくなるのではと

思っています



実際、私もブリーダーですが

子犬も成犬も引退犬も

必ず必要な医療を受けさせています

それは、相当な額になりますので

ブリーダーで生計を立てるなんて

ホビーブリーダーではとんでもなく無理です

生業があるから養えていますし

生業があるからブリーダーを続けられています


価格の話は嫌いですが

私が子犬を譲渡する時に設定する額は

中より上の価格設定かなと思っていますが

完全に赤字です

それだけ、ワンコ達へしっかり投資しています

労働時間で考えれば

ブラックもいいところで

時給で計算すれば完全にマイナスです


そこで思うのは

儲かっているブリーダーって

どれだけ経費を削っているんだろう……。です


巷に溢れる引退犬やハンデ犬

医療も受けずにお涙頂戴で飼い主を探すなんて

何もかも間違っている‼️

そう思ってしまいます


心疾患がありますという仔犬

心疾患なんて急いで治してあげないと‼️

飼い主探す前に先に治療でしょ‼️


パテラグレード4です

ご理解のある方に……。


飼い主探してるあなたには

ご理解がないのですか?

なぜ放置💢💢


善意のようで善意でない

丸投げ譲渡には、いつも腹立たしく感じます



繁殖、販売する側の責任

そして

飼う側の責任


ここをもっと強化しなければ

愛護法は成立しませんし動物は守れない



殺傷、虐待、ネグレクト、遺棄を

起こしてしまわないためには

販売する側、譲渡する側にも

もっと厳格な責任義務が必要です


そこにも罰則、罰金が発生すれば

もう少し考えて命を迎え

命について考えられるはずです



ブリーダーや販売業者の

手元にいる命に厳格な責任義務が発生し

適切な飼育や医療にも

しっかり費用をかけなければいけなくなれば


悪質な業者は存続できなくなります


養っている全ての動物に対するコストには 


飼育管理に伴う費用や検査費用

予防接種、医療、人件費、光熱費や交通費

販売に伴う費用、等々


これらを完璧にした上で

数万円で販売して

利益が出る訳がありませんので


悪質な扱いをしている業者が

これらのことを遂行しなければいけなくなれば

自ずと販売代金も上げなければ

採算が取れなくなります


ペット達の価格が上がれば

それなりに余裕のない

飼い主様は購入できなくなります


また、それ相応な価格を支出するとなると

厳選して選ぶようにもなります


売れない個体が増えれば

抱えれば抱えるほどコストがかかるので

業者は繁殖数を減らすことになります


疾患を出したり体調を崩したりすれば

医療費をかけなければいけないので

健康な両親での繁殖も必須となり


衛生的にも栄養や運動も適切な管理が必要です


厳格な法の上で費用を抑えるためには

管理を徹底することが

一番重要になることは

とても良い方向への転換になるので

やはり根本からの見直しが

最重要ですね



今回このような投稿をした背景には

どうしても目に入ってしまう

動物殺傷や虐待などの

心が痛む内容の数々


炎天下、車の中に放置したり

気に食わないからと暴力を振るったり


中国での旺旺(ワンワン)親子の

未成年者による殺傷などは

辛くて見ることさえも動悸がしてしまうほど

悲しくまた怒りを覚える事件です



もっともっと

根本から法を変えないと

終わらない悲しい現実があり


動物達を守ることはできないと

強く感じ


今、私が思う現実とこれからについての希望を

綴ってみました