コーヒーの日、こげ茶色
10月1日は、コーヒーの日 です。そのために、今、ちょっと忙しい日々を過ごしています。 私は愛媛県で、コーヒー豆焙煎・販売の店に勤めています。コーヒーの日の辺りには、毎年ほんのちょっと いつもと違うことを企てます。大きな店じゃないし、大したことはしないけれど、それでもちょっとだけ、頑張らなきゃいけないんだ。でも、私は毎年 違和感を感じます。『コーヒーの日』には、多くのコーヒー関係のお店が 安売りをしたり景品をあげたり、そんなことをしているから。そして、お客さんたちも 受身になって喜んで珈琲店に足を運ぶから。『コーヒーの日』というのは、…本当は、安売りの日でも 景品をもらえる日でもなくて、本当は コーヒーに関わる全ての人々に感謝してお祝いしよう!という日、なんです。でも、でも?!ずっとコーヒー業界に関わってきた今までで、一度たりとも「○○珈琲店さん、ありがとう!」とか、言われたことない…なあ。あはは。フェアトレードコーヒー とかもありますが、たいていの場合、コーヒーを栽培製造している農家さんたちは低賃金で重労働をしています。そういう人たちのことを、考えてみる人たちが どれほど居てくれるのでしょうか。日本の農家さんでもそうだけれど、栽培する人がいなかったら、美味しいものをいただくことはできないのに。コーヒーの日は、いつからただの”お祭り”になってしまったのかなあ… 私は珈琲が好きですが、色や言葉の響き、イメージ、コーヒーの歴史的な事柄、などの方が 味や香りよりも好きです。だから、”コーヒー好き”なんだけど、…うーん…そういうものに感謝しなきゃいけないなあ、なんて思っています。こげ茶色があってよかったな!こげ茶色ありがとう!って、思う。珈琲色が、大好きです。これからも、蘊蓄の人じゃなく、『ただのコーヒー好き』として 店をやっていきたいと思います