ジュラ・ワインとエスニック料理
この本を読んでから俄然、ちょっとマイナーな?フランスワインにも興味深々ワインと書物でフランスめぐりAmazon(アマゾン)1,200〜7,353円 Amazon(アマゾン)で詳細を見る 楽天市場で詳細を見る だいぶ前に出た本ですがフランス各地のワインと文学やら、著者さん自身の体験談などワインとフランスが好きな人なら面白いハナシが盛沢山なわけです。この本がオモシロイのは著者さんはワインビジネス関係者ではない学者さんなので(だからこそ?)日本ではあんまりメジャーじゃないジュラのワインについても興味深いオモシロイ話が色々と書かれてます。著者さんがパリに住んでいたころパリには”ペトリュスをはじめポムロルのほぼ完全なリストを持つ”有名なヴェトナム料理店があったようです。が、著者さんは行きつけのワインカーヴのオーナーから有名店の方ではなく小さな路地裏のヴェトナム料理店を紹介されます。”もちろん料理がうまいのが第一の理由だが””中国料理ほど油を用いないさっぱりした味付けのヴェトナム料理にジュラの白ワインがよく合うのだ”と言う一行にピン!と来ました。「なんか、ジュラワインってどっかで飲んだ・・」日本じゃなくて・・・PARIS滞在中に、市内かその近郊か?飲んだのは、ヴァン・ジョーヌだった氣が。なんかちょっとシェリーのような、、、独特な香りがしたような???著者さんによると”サヴァニャン種独特のマデイラ化したような酸があり”適度な香辛料と魚醤を用いた料理に意外なほど合う!とのこと。そうなると、やはりタイ料理でワイン会を開いていた和多志としては試したくなり・・・まず、市内のあちこちのメジャーなワイン店で探したものの”数年前に一度入れた事あります”が、せいぜいでほぼ壊滅的に小売店での扱いナシなので、取り寄せました=コート・デュ・ジュラ・キュヴェ・デ・ポエット 2018 ドメーヌ・リジエ ジュラ 白ワイン 750mlAmazon(アマゾン)3,120円今回取り寄せたのは通常のジュラワインとは違って”酸化的ニュアンスのアプローチではなく””芳香性の高いサヴァニャンの特徴を”活かしたものだそう。酸化熟成させないモダン・ジュラはこの本を書かれた当時はなかったかも?さて、料理ですが この投稿をInstagramで見る エスメラルダ。(@esmeralda_chanoyu_kimono)がシェアした投稿和多志はあんまりヴェトナム料理は詳しくないのでタイの春雨サラダ、ヤムウンセンを作ってみました。具にはシーフードに、豚ひき肉、キクラゲなどなどこちらは魚醤、タイのナンプラー使ってますが唐辛子はかなり控えめに。やはり”辛さ”はワインの微妙な風味消してしまうのでほぼゼロに近く抑えて。あと、もう一つ魚醤じゃないけど発酵モノでピータン使ってみました。ピータンと豆腐の和え物でこちらは薄口醤油辛さはゼロどちらもパクチーを添えます。あと、フロマージュも念のためジュラ山脈のフランシュ・コンテ産というのでご当地つながりでコンテをスタンバイしてみました。タイ料理は脂っぽくて美味しい料理も多いのですがジュラワインは”さっぱりした”料理に合うそうなのでノンオイルです。さて=、結果は抜栓したとたんフルーティーな良い香りがふわーっと漂いましたが飲んでみるとやはりシェリーのようなちょっと紹興酒っぽい風味を感じました。和多志の舌的にはほぼ甘さを感じないくらいの辛口かといって、尖った酸が舌に残るわけでもないのでさっぱりしたシェリーみたいだけど、軽いワインでもない。なかなか厚みのある白。”野生酵母を使った自然発酵”による風味だそうです。結果的にやはり酸味を加えていないピータンの和え物の方があいました!発酵モノのピータンは好相性ヤムウンセンは多少ライムジュースを加えるためこの酸味はちょっと合わない感じ。ヴェトナム料理はあまり強い味つけをしないはずなので納得=!唐辛子、油、酢などは不使用か、控えめなエスニックが合うようです。コンテにはもうちょっと香りや風味が強い方が好み。所謂”ジュラワイン”の酸化熟成香が強いモノが合いそうです。そうなると、やっぱり酸化熟成したオーセンティックなジュラも試したいような試さなくてもいいような?どちらにしても近場のワインショップには売ってないのでやっぱりわざわざ、もう一度は買わないかなぁ???イチバンいいのは次回PARISに行ったらワインの品ぞろえの良いヴェトナム料理店を見つけて行ってみましょ!でも、この本で紹介されているワインは他のも面白い話が色々載っているので別のワインを試してみても良いかも・・・https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/