住吉神社能楽殿こけらおとしウィーク『めで舞(ぶ)たい』
https://3pm-net.com/sumiyoshi.opening2023/

能舞台に上がる!能楽体験が当たりました♪

福岡の住吉神社は

”全国に2,129社ある住吉神社の中でも、最初の神社”

と、言われているそうです。

そんな「日本第一住吉宮」の、能楽堂

昭和13年に造られた、福岡市の有形文化財
https://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/cultural_properties/detail/158
在福の能楽師さんたちの中には、ココで初舞台を踏んだ方も。



老朽化が進んだため

ここのところ、ずっとリニューアル工事中だったのですが

遂に完成!

 

外観もピカピカ


和多志はリニューアル前にここに入った事がなかったのですが

なんでも当初エアコンがなかったので、

昔は、夏は「柱氷」

 

 

冬は「火鉢」を入れて!いたんだそう。

しかも、お客さんたちは中でお弁当を食べながら、

ノンビリ、でも満席で観てたんだそうです。

今回リニューアルされて

外観も、内装も、設備など

必要に応じて、板など張り替え、

オリジナルの古いもので使えるものは活かし

いいフンイキでよみがえりました。

この能楽殿、すべて木造なので

音の反響がよく、

自分が舞台で発する声がよく聞こえるのだそう。

鉄筋コンクリート造りの大きな能楽堂とは

全く音響が違い、

能楽師さんとしては謡いやすいのだそうです。

最初の解説で

「能と歌舞伎の違いって」

なんでしょう?

江戸時代、正式な儀式として

扱われた能は一般庶民は限られた機会にしか

観ることができなかったそうです。


能は神様への奉納、かみさまごと


能舞台の上は神社の拝殿とおなじ

神様が鏡板の松を依り代として天から降り

舞台を通って

正面の階段を降りて行かれるのだそう。

だから能舞台では

「白足袋を履かないといけないんです」

では、歌舞伎は?

これはエンターテインメント

分かりやすいセリフ、

派手な”歌舞いた”演出

誰でも観て楽しめるモノだったそうです。

分かりやすいとこだと

能の演目「安宅」が

歌舞伎だと「勧進帳」

どちらも見たことありますが、

印象がぜんぜん違う。


さて、体験イベントでは

お謡いと仕舞の一部を実際やってみます。

40人ほどの参加者が2つにわかれ

お謡い組は、楽屋で謡うことに。

やっぱり「高砂」の待謡

あの、おなじみの「高砂や~」で始まるところ

もともとおめでたい演目である上、

詞章に、住吉の神様のことが謡われているので

当然ということでコレです。

5月以来、ひさびさに謡いましたが、

プロの能楽師さんは流石!


お腹からどっしりとした声が響きます。




その後、

「この能楽殿でしか見る事ができません」

と言われた能舞台の下

音響を高めるために甕がしこまれている。

大濠能楽堂にもあるそうですが

これは見る事ができません。

非常に貴重な体験


バックヤードツアーでした。


それから遂に、能舞台へ!

今回参加者は「必ず白足袋を用意」

と、注意書きにありました。

和多志は、

洋服で白足袋に履き替えるのがメンドクサイので

きもので行きましたが

きものの人は和多志の参加した部では和多志一人だけ

能舞台のイベントだから

もうちょっとキモノの人がいてもよかったなぁ。



今回は全員、お謡いと能舞台でのお仕舞と両方を体験

和多志も謡いは体験してますが、

仕舞の基本姿勢、動きを体験するのは初めて。

腰⇒足から動かす西洋のダンスと違い、

スリ足で、尚且つ上半身から動かす日本の仕舞

基本姿勢でスリ足するだけで体幹鍛えられそう。

スリ足しながら「サシマワシ」という

仕舞の基本動作も体験しました。




この能舞台の床板はオリジナルのもの

鏡板の松に降りて来られた

住吉の神様とご一緒に、能を体験することができて

ラッキーでした。

最後に能楽師さんが「高砂」の終盤の一節「千秋楽」を舞って

おめでたく終了~

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