こちらの↑南仏の旅、
の後何度も南フランスに行くようになりましたが
2000年代に入ってスグの頃
トゥーレット・シュル・ルーを訪れたことがあります。

これは2~3回目の訪問だったと思います。
ニースからLigne d'AzurバスでVENCEまで
そこから古びた小さなバスでごとごと坂道上ること15分?
”アーティストの村”
”猫の村”
”(もちろん)鷲ノ巣村”
そして
”スミレの村”
として
有名な
エズ村よりさらに小さい(多分)
Tourrettes-sur-Loupに到着!
この村、初めて村の名前をカタカナで見たときは
「?????」
でしたが
フランス語が分かるようになってフランス語で読んでみると
フンイキは
「ルー川上流のトゥーレット村(上トゥーレット村)」的な感じですね。
近隣の香水の街、グラースで加工するための
「スミレ香料」を作るため
村の主な産業がスミレ農業?
スミレ畑・・・・
PARISなどからアーティストが移りすみ
ねこもいっぱいいる村
として知られていたこのひなびた村の
バス停で降りると
近くに、これまた小さなお菓子屋さんが。
日本ではどんどん消えている
家族経営の和菓子屋さん的な店
ここに入ってみました。
小さなショーケースに
家に昔からあったお菓子の本に載ってた
”Fruits déguisés(フリュイ デギゼ)”
「変装した果実」
ですが、これは中にクルミが入っていたり
干しプラムやアプリコットくるまれたりして
アーモンドの粉で「変装」しています。
クルミなどは「堅果」と言って
フルーツなんですね~!
所謂日本的にいうと「州浜」みたいなお菓子
リキュールが効いてて、色もミント色だったり
ピンクだったり。
日本みたいにきちんとしたハコには入れられず
紙袋に入れてもらいましたが
小さな鷲ノ巣村、トゥーレット・シュル・ルー
ちょうどスミレ祭りの翌日だったようで
前日までの飾りの残りが道に落ちていたり
お土産屋さんにはスミレの香りのアイシングで
スミレ模様を描いたパン!まで売っていました。

とは言え、
ぐるりと見て回ってお昼を食べたら、もう充分なほど小さな村
バスの本数も多くないので
村はずれの見晴らしの良い展望台で

この「変装果実」を袋から出して
手づかみでモリモリ食べながら時間待ちしてました。
すると、ふわふわの毛並みの猫がやってきて
私たちにお相伴![]()
(しかも、金網の向こう側から!)

しばし
のんびりと遠くの海側の街を見おろしている
私たちに寄り添ってくれました

結局、
バスの時間までには結構時間があり過ぎたので
帰りは途中の村Venceまで30~40分ほど歩いて帰った
(もちろんその後はニースまでバスで帰りました(;^_^A)
と言う、なんということない一日の
楽しい想いで
こういうのはタイミングもあるのか
その後、フランスのお菓子屋で
「変装果実」に出会うことはありませんでした。
今、外出自粛→(フランス語)Restez chez vous
で時間はあるので
自分で作ってみました。

3つのフレーヴァーで
バラの砂糖漬けが載ってるのはローズエッセンス
スミレの砂糖漬けが載ってるのはミントリキュール
グリーンのものは、ブルーキュラソーのシロップで
やってみました。
この、バラとスミレの砂糖漬けは
もちろん前回南フランスを旅した際に
トゥーレット・シュル・ルーのさらに「川の上流」
にある、フルーツと花の菓子工場で求めたモノです![]()
ほんのりとイイ感じでフレーヴァーが香りますが
色は南仏のお菓子屋さんのようにはならなかったので
現地では結構色着けてるんだ、とか、
香りもフランスの方が強かった!
とか
自分で作ってみると色々分かりますね。
せっかくなので
フランスゆかりの茶道具を引っ張り出してみました。

抹茶の入っている薄器は
PARISのVanvesの蚤の市で見つけたpapier‐mâché(張り子)の容器。
よく見ると描かれているのが馬に乗ってる二人の男性なので、

ちょっと端午の節句っぽくて使ってみました。
お茶碗は小ぶりな韓国の作家もの。
入っていた紙箱には"GAP SOON, KIM KILN"の文字が。
見込みの茶色の丸い模様が景色で気に入ってます。
これは数年前南仏エズ村のホテル
Château de la Chèvre d'or のテラスで
茶籠点前でお茶を楽しんだ時に仕組んだもの

なので、これもなんとなくフランスな感じで。
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