3/14.
いよいよプレゼン当日.
なのにこの日も雨.
Jim(とおちゃん)曰く,
ようやくSeattleらしい天気になってきた,らしい.
旅先での雨は,ほんと嫌だ.
話は前日に戻るんが,
どうも自分のプレゼンにイントロの,
掴みが弱い,気がしてた.
他の人の聞いてて.
英語のプレゼンでは掴み(Hookという)が重要で,
最初の3分くらいが勝負らしい.
ここを逃すと,
聞き手に興味を持ってもらえない.
いかに素晴らしい研究でも,話聞いてもらえないらしい.
最初の頃シンシア(せんせ)がしつこいくらい言ってた.
グレッチェン(コーディネーター)が,
この日はたくさんの人が聞きに来る,
と言っていた.
どんな人が来るかと聞くと,
自分のofficeに人間を誘ったと言う.
グレッチェンはいわゆる大学の事務みたいな仕事してる.
そのofficeの人ってことは,
scientistじゃないってことか?
そこで,
思い切ってプレゼンのはじめに,
jokeを入れることにした.
構想自体はだいぶ前からあっためてたんだが,
イマイチ入れる勇気がなかった.
一般人(scientistじゃない)がたくさんくるんなら,
ここで一発会心のウケを取りたい.
というか,自分のウケ狙い精神をこれ以上抑えることができない.
んで,前日の夜,
最初のスライド,修正.
(ちなみに,Seattle名物と自分の研究をかけたjoke)
どうやったらもっとも効果的に笑いをとれるか,
あれこれ試行錯誤.
原稿(しゃべり)も笑いとれるように,修正.
間の取り方とかも練習.
(そんなことしてる暇あったら中身の練習しろって?)
そして,いよいよ当日.
結局最初のjokeばっか気になって,
後半はほとんど練習してない.
どうせ原稿は読むから,
もう,どうにでもなれ.
案の定聞きに来たのはscientistじゃない素人さんばかり.
穏やかムードで進む.
おれは一番最後.
他の2人の発表は,
自分のことで頭いっぱいだったから,
ほとんど頭に入ってこない.
てか最初のjokeでウケてもらえるかばっか考えてた.
自分としては結構自信あったが,
アメリカ人と日本人では笑いのツボが違うから,すっごい不安.
そして,
いざ,本番.
開始1分くらいで,渾身のjoke,披露.
スライド(アニメ)出した瞬間,
間とか全くなく,
部屋中,大爆笑.
かぶせるようにしゃべる.
さらに,もう一笑い.
うまくいった!
我ながら大成功だ!
本番で,自分でも信じらんないくらいうまくできた.
てか気分が素晴らしくいい.
その後もかなり落ち着いてしゃべれた.
不安だった質疑応答も,
かなりいい感じでできた.
それにしても,
いやー緊張したー.
終わったらノドカラカラだった.
手汗もすごかった.
寒い日なのに,体が熱かった.
前から思ってたんだが,
なんか知らんが,おれはいつも本番に強いっぽい.
根拠のない自信というか,
あきらめに近い感じで腹くくれる.
今回もそうだった.
それなりに緊張はする.
てか集中しすぎて,
自分がどんな風にしゃべったか,
ほとんど覚えてない.
シンシアが,終わった後ほめてくれた.
今まで授業で,一番叱られてたが,
(自分でそう思ってるだけかもしれんが)
最後はうまくいったぞ.
jokeも気に入ってくれてた.
グレッチェンとその仲間も,ほめてくれた.
構成がとても分かりやすかった,と.
思ったんだが,
今回の発表は,かなり簡単な部分しか話さないことにしてた.
分野違う人に細かい話してもわからんだろうし.
いろいろ出すと,たぶんワケわからんくなるだろうし.
てか何より,難しいことしゃべる英語の能力が,
おれにはない.
そして英語だからゆっくりしか話せない.
そしてすごい簡単な文法でしか話せない.
強調したいとこはゆっくり話した.
自分でも言う順番わかんなくなるから,たくさん区切ってしゃべった.
たぶんそういうとこが,わかりやすい構成につながったんだろう.
グレッチェンを含めた,
audienceのほとんどが素人だったってのも,
逆によかったっぽい.
これが実際の国際学会とかで通用するかどうかは謎だが,
全くの無駄にはならんだろう.
と思う.
一緒に過ごしてきた日本人の学生たちからは,
いつからあんないいjokeを考えてたんだ,
まさかあんなの隠し持ってるとは,
ズルい,
joke入れて正解だった,
全部持ってかれた,
などなどの感想を戴いた.
笑いはタイミングが大事だからね.
知ってる人いると,面白くなくなるかもしれんからね.
とにかくうまくいって何よりだ.
ほとんど自画自賛かもしれんが.
アメリカ人から,英語で笑いをとった.
これが今回の旅,最大の経験.
生涯自慢しよう.
もう思い残すことはないです.
夜,最後のPartyがある.
それはまた別に書きます.