インタビュー記事をお届けします。
※連載記事は、月・水・金の配信を予定しています。
第３回
寺島
先生が、いい作品だと感じるポイントを
お聞かせいただけますか。
マリ先生
私は、いい作品とか悪い作品とか、
思ったことはないんです。
そういう見方をした事がないんです。
これは、どういうところに
どんな人に合わせたら、
一番映えるだろうか？という目で
常に作品を見ています。
いわゆるジュエリーは
ステータスだけのために
作られているものもたくさんありますから、
また別物として考えなくてはいけませんが、
コスチュームジュエリーは、
「着けた人が魅力的に見えなくてはいけない。」
というのが私の信条なんですね。
だから、身に着けた時に、
どれだけバランスがよく
体のラインに沿うか、
その人をどれだけ魅力的に見せるか？
というところを、常にチェックしています。
あとは、作り方など小さな部分もありますよね。
また、作品は裏まで美しくあるべきだと
思っていますので、
きちんと裏の座金を留めてあるかどうか
ということも入ってきますが、
まずは、着けた人がどれだけよく見えるか？
美しく見えるか？というより、
魅力的に見えるか？が大事。
それをポイントにして
全てのコスチュームジュエリーを
見るようにしています。
それを、一番、私に教えてくれたのが
ミリアム・ハスケルだった。
シャネルも集めてましたし、
ディオールやスキャパレリ、
その他の作家たちのもの、
もちろんアメリカのデザイナーのもの、
トリファリやウェイスなど、
とにかく集めるのが好きで、
夫に、「あなた、売るより集める方が多いよ。」
と言われるくらい。
それで、いろんな人のものもを集めたから
余計にわかったのですが、
ハスケルは、やっぱり着けた人が、
一番輝いて見えるんです。
だから、
あ！これが本当に
コスチュームジュエリーの真髄なんだな！と思って、
他の作家のものを全部売って、
ハスケルに切り替えたんです。
寺島
そうだったんですね。
《次回》
に続きます。
【渡辺マリのミリアム・ハスケルコレクションvol.２】
撮影： たやまりこさん（株式会社カリテリンク）
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■ イベントのお知らせ ■
特集「美しきコスチューム・ジュエリーの世界」にて、
ハスケル、シャネル、トリファリ、ディオールの
ヴィンテージジュエリーをご堪能いただけます。
展示販売予定のハスケルを
一部ご紹介しています。
「さすがハスケル」という部分のアップから
作品の裏側まで！
また、パーソナルカラースタイリストの
武田みはるさんにご協力いただき、
カラータイプ別お勧め度や
コーディネイトカラーも解説しています。
聞き手 寺島瑞穂さんのお店
大阪市中央区南船場4-10-20
グランドメゾン西心斎橋105
大阪メトロ長堀鶴見緑地線・御堂筋線 心斎橋
北12番出口徒歩2分
12:00-20:00(不定休)
HP https://relanvintage.thebase.in/
instagram https://www.instagram.com/relan_vintage
お取り扱い店
BLONDIE ＆ CO.（東京国分寺）
Costume Jewelers Company（東京下北沢）
サクラシーエス（https://sakuracs.ocnk.net/）
relan vintage（大阪南船場）