第一人者のお一人であり、
日本随一のミリアム・ハスケルコレクターの
渡辺マリ先へのインタビューが実現しました。
いろいろな視点でお話いただこうと、
聞き手には
コスチュームジュエリーに詳しい方と
つい最近コスチュームジュエリーの存在を
お知りになった方、
お二人にお願いいたしました。
お一人は、昨年ショップオーナーとして
一歩を踏み出した寺島瑞穂さん。
もうお一人は、パーソナルカラースタイリストの
武田みはるさんです。
コスチュームジュエリーとは？というお話から
日本の色彩文化とハスケルについてまで
バラエティーに富んだ内容となりました。
ぜひ、皆様にもお読みいただきたく、
本日より連載形式でアップして参ります。
では、寺島瑞穂さんからスタート！
※連載記事は、月・水・金の配信を予定しています。
寺島
初めまして。
relan vintageの寺島と申します。
本日は、よろしくお願い致します。
マリ先生
よろしくお願いします。
寺島
私は、昨年、ヴィンテージのコスチュームジュエリー
ショップを本町で開き、SNSなどで知って頂いて、
お客様にはご来店いただいております。
（9月に南船場へ移転）
商品を集めるのは、なかなか大変ですので、
つい最近までＯＬもやっておりました。
マリ先生
あら、そうなの？
二足の草鞋という訳ね！
寺島
今年４月からはお店一本でしております。
去年の12月頃から百貨店の催事などにも
出させて頂いておりまして、
いろんな方に自分の集めたコスチュームジュエリーを
見ていただく機会が増えたんですけれども、
私と同世代の方たちには、
明らかになじみが薄いようです。
今はシンプルだったり小さなものが
流行っているので、
なかなか大振りのヴィンテージのアクセサリーを
身につける機会もないですよね。
マリ先生
あなたたち世代が生まれた頃から、
小ぶりなものが流行していったんです。
私たちの20代というのは、
大ぶりなものが流行していたんですよ。
そのベーシックな違いというのは、
すごくあると思います。
だからヴィンテージのジュエリーを扱う人間って
私の世代が多いんです、
そういうものに慣れているから。
寺島
私もお店をやっていて、ミリアム・ハスケルは憧れで。
自分と同世代のお客様にも
知っていただきたいと思っております。
マリ先生
ほんとよね。
私もすごくそう思ってるの。
寺島
私たちの世代はシンプルなものしか見てないから
知らないだけなんだと思うんです。
どんな方でも実物をご覧になれば惹かれると思うので、
これから知っていただけるような活動を
していきたいと思っています。
マリ先生
いいですね。
応援しますよ！
寺島
ありがとうございます！
ハスケルの魅力も広めたいのですが、
現代でも技法を研究し制作されている
素晴らしいコスチュームジュエラーがいることを、
最近知りました。
今年８月の阪急梅田店の出店にあたり、
そういった素晴らしい技術を持った方にも
作品を出していただこうと企画し
作家様を探しておりました。
そのうちのお一人が、
日本コスチュームジュエリー協会の
木坂様の生徒様でして、
今回このようなご縁へと繋がりました。
マリ先生
そうだったの。
作家はモノは作れるけど売るのは苦手
という人がほとんどなので、
あなたみたいな活動をしている人に出会えることは、
ほんとに素晴らしいことだと思います。
いるのね！ こういう人も！
寺島
私は、モノづくりは好きなのですが自分で作るより、
作家様の素敵な作品を
別の誰かの手に繋ぐ仕事が
したいなと思いました。
「お客様が、その作家のファンになり、
お買い求めくださることで、
また、新たに素敵な作品が生まれる。」
と考えております。
マリ先生
本当にそうよ！
【渡辺マリのミリアム・ハスケルコレクションvol.２】
撮影： たやまりこさん（株式会社カリテリンク）
《次回》
に続きます。
寺島瑞穂さんのお店大阪市中央区南船場4-10-20
グランドメゾン西心斎橋105
大阪メトロ長堀鶴見緑地線・御堂筋線 心斎橋
北12番出口徒歩2分
12:00-20:00(不定休)
HP https://relanvintage.thebase.in/
instagram https://www.instagram.com/relan_vintage
お取り扱い店
BLONDIE ＆ CO.（東京国分寺）
Costume Jewelers Company（東京下北沢）
サクラシーエス（https://sakuracs.ocnk.net/）
relan vintage（大阪南船場）
■ イベントのお知らせ ■
スペシャルコーナーで、
ハスケル、シャネル、トリファリ、スキャパレリの
ヴィンテージジュエリーをご堪能くださいませ。