「将来が不安」というあなたは、
将来についての具体的な計画を
考えていますか？
金融広報中央委員会調査の
「家計の金融行動に関する世論調査」で
貯蓄がない人ほど生活設計を立てて
いないことが明らかになっています。
「投資の目的」を考えるのと同じことです。
いつまでに、いくら欲しいのか？
それを考えないと、投資で取っていいリスクが
わからないのです。
そして、夢に向かって資金計画をしなければ
いつまで経ってもお金は貯まらないのです。
「将来が不安」なのにお金を使う目的が
ないということは、
結局「何とかなる」と楽観視しているのです。
貯蓄がないのに「何とかなる」ことは
ありません。
元気で働いていれば、何とかなるというのは
過去のことなんです。
バブル期であれば、元気で働いていれば
退職金も十分支給されていましたし、
預金するだけでも７年でお金を２倍に
増やせていたのです。
しかしいまや、退職金は年々減少傾向
です。
退職金が少ないのであれば、
自分で準備するしかありません。
また、資産運用している人と、していない人では
消費行動が違うことをご存じでしょうか？
総務省統計局の調査でも明らかに
なっているのです。
資産運用していない高齢者は、
消費をセーブしていて
資産運用している高齢者は
消費を楽しんでいるという結果があります。
老後資産は、株や投資信託で運用するよりも
リスクを取らずに、
現金化しておくと良いというFPもいますが
私は、60代でも70代でも資産運用は
続けるべきと思います。
なぜなら、老後が長いからです。
65歳の男性の4人に1人、女性の２人に１人は、
90歳まで長生きします。
70歳であっても、その後20年もあるのです。
健康であれば高齢になってもレジャーを
楽しまずにいるのは、なんとも寂しいとでしょう。
年金生活になった頃に貯金で１億円ということは、
人生を終える段階で人生最大の貯蓄額に到達し、
その貯蓄を十分に使いきれずに
生涯を終えるということにもなりかねません。
違う世界を見ること、知らなかった体験をすること、
幸福を味わうこと、人と一緒に楽しむこと、
新たな人に出会うこと……
お金を使うことで、さまざまなものが手に
入るのも事実です。
お金に働いてもらって、うまく使うことも大切です。
人生全体を楽しんでいくために、
お金を運用することと、使うことのバランスを取れるように、
じっくり考えてみてくださいね。
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